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第159話・目くらましイベント

Author: 新矢識仁
last update publish date: 2026-10-05 05:26:41

「筋肉痛はいつごろ収まるか分かる?」

「二・三日は」

「さすがにそこまでここでくたばっているわけにはいかないよ……」

「動けるのか?」

 サージュの苦い顔。

「動くしかないだろ……よ……いでででで!」

 体を起こそうとしたら全身しびれた。マジか。きつい。

「その状態で動けるのか?」

「か……仮面……町長の仮面なら、人の目線があれば普通通りに行けるはず……」

「帰って仮面を外したら、全身びっきびきでその場に倒れるぞ」

「う」

「その挙句アナイナとヴァリエが全力ダッシュからの最強ハグしてくるぞ」

「……う」

「そしてゆっさゆっさ揺すられて全身強制動かされるぞ」

「……すいません、体がもう少しマシになるまでここにいていいですか」

「そのつもりで準備してある」

 さすがはサージュ、気が利く。だけど。

「スピティの住民には、なんて」

 他の町の町長がぶっ倒れて宿に担ぎ込まれて三日間経ってるなんて聞いたら、いらん噂が流れてるんじゃなかろうか。

「心配ない」

 サージュは窓を閉めた。

「グランディールとスピティの友情の証を形にする」

「……はい?」

「グランディールからシエルと陶器職人が来て、スピ
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