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第24話・町に住む夢

مؤلف: 新矢識仁
last update تاريخ النشر: 2026-05-23 05:24:54

「盗賊か?」

「まあ、そりゃあ来るだろうな。ていうか来る前提にしてたんだから」

 サージュとアパルが言葉を交わす。ぼくは内心真っ青になっていたけれど、咄嗟に「ぼくは町長、ぼくは町長」と言い聞かせ、じろりと辺りを見回す。

 かつてアパルたちが着てたようなボロボロの革鎧。その上髪はねばねばしてそうだし、何か臭う。

 アパルとサージュが想定していたのは、恐らくはこの街道をねぐらとする盗賊。スピティで噂の新町の牛車が東に向かって出発したなんて、当然彼らは耳に入れて狙ってきたんだろう。狙いは食糧ってとこか。

 さて、どうしよう。

 チラリと視線を走らせる。アパルとサージュに、不自然じゃないように。

 二人がこちらを見ないってのは、予定通りにやるってことだ。

 なら信じて任せる。

 というか、ここでのぼくの役割は、若年ながら素晴らしい家具を作る町を得た町長。ここで恐怖で青ざめたり挙動不審になったら、何もかもが無駄になる。

「グランディールとやらの町長さんよう」

 男の一人が声をあげた。

「荷物を全部もらいたいんだが」

「断る」

 ぼくの答えは端的、返しも出来ない程に。

 案の定、一瞬ポカンとした
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