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8.シャロンの正体

Auteur: satomi
last update Date de publication: 2025-09-07 07:00:19

「調べて参りました。この結果は陛下と共にお聞きになった方が良いのではと思います」

 というので、私とこの男と陛下の3人で話を聞くこととした。

「調べた結果、シャロン様はアーノルド様から閨のお誘いがちっともないと、結婚後2年で下町に出るようになりました。その間には専属の侍女を身代わりにして、自分は下町に出ていたようです。下町では王妃殿下に支給される予算から男娼を買い、遊んでいたようです。財務大臣から厳しく問われるようになると、実家の権力でその財務大臣を解雇させたようです。そして、ふらふらと夜の下町を歩き回っては好みの男性を買っていたようです」

「まったくもってけしからんな。シャロンの実家カーター侯爵家共々重い罰が必要だな」

「アルバート様とも体の関係はあったようですが、他にも護衛騎士など城内の者とも体の関係になっていたようです」

「これじゃ、子供の父親なんかわからないじゃないか!シャロンは何故、父親がアルバートだと言い張るんだ?」

「アルバート様が立太子し、のちに国王となれば、その際に自分が国母になる可能性があると思っているのでは?と推測します」

「そうだなぁ。淑女たるもの貞淑であれと
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
buchi
シャロンは、アーノルド様が構わなかったにしろ、かなり奔放に男性と遊び歩いていたみたいだね!そして、出産した女の子は、やはり、疑問を抱かせる髪の色か!こればかりは、アーノルド様にも非はあると思うけど、シャロンもやり過ぎた感じかな!
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