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episode44

Author: 朱音小夏
last update publish date: 2026-07-22 04:17:05

「コッチコッチ!パスパース!」

なんやかんやで始まった球技大会。あれから不審な手紙は届いていない。若葉はチア衣装に身を包みながら体育館でボーッとしていた。

「ちょっと佐倉君!ボーッとしてないで、応援応援!」

「あ......ごめん......」

「佐倉、なんかおかしくね?大丈夫か?」

「う、うん。大丈夫!心配かけてごめんね!」

若葉はそう言うと無理矢理笑顔を作り立ち上がった。そしてポンポンを持つと応援をし始めた。すると、突然体育館の入り口の方がざわめき始めた。若葉はそれに気がつくことなく応援を続けていた。次の瞬間だった。急に誰かに抱きつかれたのだ。

「?!な、なに?!」

「ワカバー!朝ぶりデース!」

「ダ、ダニエル?!え、なんで学校に?3学期からじゃ......」

「今日は見学デス!それにしてもワカバ、そのcuteな格好は......」

「こ、これは......」

若葉とダニエルが話している時だった。試合を見学していたクラスメイト達が試合そっちのけで2人の元へと押し寄せてきた。

「佐倉君!このイケメン外国人は何?!」

「抱きつかれちゃってるけど、どんな仲?彼氏君は?」

「ちょ、ちょっ
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    幼い頃から自分の女顔がコンプレックスだった。何度その顔に対してからかわれた事だろう。からかってくる奴が大半だった中で、幼馴染みである新だけは違った。いつも通り「女男」とからかわれて泣いている中、新はオレの前にバッと出て「そういうのやめろ!」と庇ってくれた。「お前らのそれは虐めなんだぞ!やめてやれよ!」「な、なんだよ!事実じゃん!」いじめっ子がくって反論すると新は「ハァ」とため息をついた。「そう言ってお前、若葉の事好きなんじゃねーの?」「バッ...!!んな訳ねーだろ!バーカ!もう行こうぜ!!」新の言った事が本当かどうかはわからないが、いじめっ子は顔どころか首まで真っ赤にして取り巻き

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