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第266話

Auteur: ラクオン
梨花がすぐに反論しないのを見て、翔平はさらに調子に乗り、話を煽った。

「監視カメラを調べて、本当に内通者を見つけ出せればいいですが、もし見つけ出せなかったら、他のチームの人が今後我々をどう思うか分かりません。

きっと、誰を見ても開発部の内通者だと思うようになるでしょう」

梨花は手にした偽の報告書を置き、落ち着き払った声で言った。

「自分のプランですから私が一番よく分かっています。監視カメラを確認すれば、自ずと真相は明らかになるでしょう」

武が、すかさず媚びるように同意した。

「そうですよ。皆さんご存じないんですか?佐藤リーダーは和也さんと同じ、漢方医学の大家である優真先生の教え子ですよ。

彼女の言うことに、間違いがあるはずがありません」

いかにも、調査に全面的に賛成しているといった様子だ。

だが、梨花は思わず眉をひそめた。

翔平が、待ってましたとばかりに言葉を続けたのが聞こえた。

「では、もし内通者を見つけ出せなかった場合、それはこのデータに問題がなく、佐藤リーダーの能力不足ということになりますよね。

さんざん騒いだ挙句、我々全員が疑われることになった責任を、佐
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