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第297話

Author: ラクオン
処方箋をもらったが、薬局は昼休みだった。

菜々子は処方箋を提出し、宅配便の住所を記入すると、梨花と近くのレストランへ食事に向かった。

レストランに着くと、梨花は綾香からメッセージを受け取り、菜々子に尋ねた。

「友達が近くにいて、一緒にご飯を食べたいって言ってるんだけど、今から来ても構わない?」

「もちろん。呼んであげて」

綾香もちょうどこの辺りで依頼人と会っており、梨花もまだ食事をしていないだろうと思って、一緒にどうかと誘ったのだ。

到着して初めて、もう一人女性がいることを知った。

梨花は彼女を自分の隣に座らせ、菜々子に紹介した。

「こっちが親友の綾香」

「綾香さん、こんにちは」菜々子はにこやかに、気さくに言った。

「菜々子です。今のところ、梨花の一般の友人、ってところかしら」

今のところ、一般の。なんとも微妙な言葉だ。

綾香は冗談めかして口を開いた。「お会いしたことありますよ。渡辺秘書」

菜々子はきょとんとした。「えっ?」

「二年ほど前、黒川グループのプロジェクト入札会の時です」

あの時、菜々子は竜也のそばに立っていた。

梨花と竜也の関係が浅からぬこと
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