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37:小さな嘘と大きな誤解※

مؤلف: けもこ
last update تاريخ النشر: 2026-08-06 21:00:28

会食に出かけられるように、コートとビジネスバッグが置かれたソファの端に、ちょこんと座る。

「綾香、昨日の夜は、誰と飲んでたの?」

廉はデスクに寄り掛かって、硬い表情でこちらを見ている。

「あ、エリカさんと食事して‥‥」

いい加減な嘘をつくとこういう目に合うのはわかっていたはずなのに。廉はエリカと話をして、きっとエリカと飲んでいたわけではないことを知っているのだろう。馬鹿な自分が恨めしい。

「食事をして?」

その先を促すように廉が言葉を復唱する。

「食事をして、その後‥‥家に帰ったの」

廉の顔を伺い見ると、綺麗な片眉を上げて、疑わしそうな目で見ている。そして、大きくため息をついた。

「俺のしつこい連絡が鬱陶しくなったのか?だったら、そう言えばいいだろう。嘘なんかつかずに」

「ちがっ、そんなんじゃない。そうじゃないの」

「じゃぁ、本当は誰かと飲んでたのか? 随分と寝不足気味に見えるけど、朝まで誰かと一緒だった? 俺がいないから?」

堅い表情で、冷たい口調の廉の様子に、どうしていいかわからなくなる。小さな子どものようなごまかしをして、自分で自分の首を絞めている。子どもじみた妬みを抱えた自分を知れば、廉はさぞ呆れるだろう。その時、外のカウンターの電話が内線を告げた。

「‥‥電話に出てきます」

俯き加減に言って、席を立った。会食に行く時間を過ぎたので、立浪部長がエントランスで送迎車とともに待っているという連絡だった。

見送りの為に一緒にエレベーターに乗ろうと、廉の後ろをついて行こうとカウンターから出ようとしたら、顔も見ずに、下りてこなくていい、と冷たく告げられた。エレベーターに乗り込む廉に向かって礼をして下げた頭が上げられず、ポタポタと絨毯に涙が零れた。自分が情けなくて、不甲斐なくて、悲しかった。頭を下げたまま手探りでティッシュを取り、涙をぬぐう。こういう時は顔を上げるとせっかくのコンシーラーが崩れるから。涙をぬぐい去って、のろのろと帰宅の準備をしてエレベーターに乗り込むと、途中で菱本ともう一人営業部の1つ上の先輩が乗り込んできた。

「あ、綾香、お疲れ。どした、風邪でも引いた? 目が赤いよ」

「‥‥寒いからね。菱本くんは、まだまだ仕事?」

「藤堂課長に目いっぱい仕事を残して貰ってるんで。今から大石先輩と夜食タイム。綾香も一緒に食いに行く?」

「いえいえ、遠慮しておきます。お仕事ご苦労さまです。頑張ってね」

菱本は、そういう綾香の表情をじっと見つめて、そっと頬を撫でた。

「火曜日の夜にゆっくり話聞くから。あんまり思いつめないでね」

ずっとあちこちに気を使って生きて来た菱本は、人の心の機微に敏い。だからこその営業部の時期エースだと思う。ささくれた今の気持ちにその優しさが滲みた。

「ありがと‥‥」

また、じんわりと涙が浮きそうだったので、エレベーターが1階に着いたのをいいことに、先輩に挨拶をする形で俯いた。

じゃ、と言って下りていく二人の後をペースを落として歩く。『なぁ、あれ、お前の彼女?』『違いますよ。俺、ずっと好きな人いるんで』そういう会話が聞こえた。

菱本は、入社後、ずっと藤堂課長を想い続けている。目の前で幸せになっていく自分の好きな人を見て、彼はどんな気持ちなのだろう。『愛する人の、課長の幸せを応援し続けている』といつも明るく言う彼の心中を想う。恋というのは、届いても、届かなくても苦しいものなんだな。そう思いながら、トボトボと駅へ向かった。

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  • 上司は初恋の幼馴染です~社内での秘め事は控えめに~   40:愛とは週末に育つもの

    ツンと立ちあがった乳嘴を舌で舐め上げられる。「はっ‥‥ん」「綾香、俺の服も脱がせて」おぼつかない指先で廉のシャツのボタンを外していく。その間も胸への愛撫は続いていて、キュッと先端を摘ままれる度にピクンと指先が止まる。ボタンを外したシャツを廉の肩から滑らせる。抱きしめられて、敏感になった胸が廉の胸に擦りあわされる。それだけで、背筋を快感が走り、この後、廉に与えられるであろう喜びを思い出して体が震えた。背中に回された手が、後ろから尻の丸みを確かめるようにして撫でている。体の向きを変えられ、ひじ掛けにあるクッションを背に大きく足を抱え上げられた。「あっ」下着を抜きとられ、大きく足を開かされた状態に、羞恥で顔が真っ赤になる。唇が、膝の裏から撫でるように足の合わさる中心へと向かっていく。どこに手をやっていいかわからず、片手を廉の二の腕にそっと触れると、指を絡めてギュッと握られた。蜜をたたえた襞の隙間を舌で舐め上げられ、その熱さに体の奥からさらに蜜が溢れた。廉は、足を肩に抱えるようにして、体を割り入れると、舌を隘路に突き入れてくる。「ふっ、んん」くちゅくちゅと水音がして、どうしようもないほどに体の奥から湧き出てくるものがある。「綾香、俺を欲しいと言って」足の付け根の窪みに頬を押し付けて、廉が掠れた声で呟く。羞恥と興奮で頭がパンクしそうになっている。絡められた指をギュッと再び握って、火照った顔で廉を見つめる。「廉、廉が欲しいの。お願い」「俺は、ずっと綾香が欲しかったよ。欲しいって思ってはいけない時も、ずっと‥‥」廉が体を起こし、唇を寄せる。蜜口に熱く固いものが触れる。「いつだって、俺は綾香にだけ余裕がないんだ。知らなかっただろう?」掠れるような語尾で呟いた後、一気に綾香の中に押し入ってくる。「あぁぁ、んん」思わずこぼれた嬌声を、廉の唇が掬う。舌を絡め、深く繋がり合って、互いを感じ合う。「ん、綾香、熱いね‥‥はぁ、綾香の中

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