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第1747話

Autor: リンフェイ
「咲、彼は俺の従弟の奏汰って言うんだ。俺の世代では結城家の三番目なんだ」

辰巳は咲と奏汰は知り合いではなく、奏汰の声を聞いても、誰なのかわからないだろうと思い、咲に紹介してあげた。

すると咲は再び奏汰のほうに微笑みかけて挨拶をした。「そうですか、はじめまして」

「どっちも結城なんで、気軽に名前で呼んでくれたらいいですよ」

奏汰にとって、咲は従兄である辰巳の妻になるのだし、そう改まることもないだろう。

咲はやはり微笑むだけだった。

彼女は辰巳のほうへ振り向いて、花束と買って来たお菓子を辰巳の前に差し出した。「辰巳さん、これ、注文いただいた花束です。お昼は食べてないって聞きましたから、三時のおやつにちょっとしたお菓子を買ってきました」

奏汰は心の中で、辰巳は本当に昼何も食べていないのか、それともただ適当な言い訳をしただけじゃないのかと呟いていた。

それだ。

この時、奏汰は急に玲に近づく口実を思いついた。近づく理由がないのであれば、つくればいい。機会がないなら、その機会を自分でつくることだってできる。

辰巳はそれを受け取り、デスクの上に置いて、咲に言った。「配達してちょっ
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