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第945話

Author: リンフェイ
「まず家に入ってください」

唯月は体を横にして、理仁に中へ入るよう促した。

理仁は袋を手に下げて家の中に入った。すると愛妻がテレビを見ていたので、彼はそっちへ近づいて行き、袋をロ―テーブルの上に置いて、唯花の隣に座った。

「結城さん、食べたいものや飲みたいものがあったら、適当に取ってくれていいですからね」

唯月はそう言い残し、部屋へと戻っていった。

夫婦二人きりになった。

「何を買ってきたの?」

唯花はリモコンを置いて尋ねた。そしてその袋を引っ張って来て中を開けて見て彼女は「……」無言になった。

理仁が一日中彼女の一挙一動を観察していることは、まあ置いといて、まだ確定していないというのに、すでに妊婦用の粉ミルクまで買って来て彼女に飲ませるつもりだったのか。

まあ、栄養剤やら何やらをトラックいっぱいに運んで来ていないだけマシか。

恐らくあまりに急なことだったので、そんなに多くの物を買ってくる余裕がなかったのだろう。

「とりあえず暫くはこれを使うこともないし、もし返せる商品があったらお店に返してきて」

しかし理仁はこう言った。「賞味期限を見たけど、まだまだ時間はある
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