LOGIN【世界を滅ぼすモノ】
いや待て待てまて待て待て待て。 本当にちょっと待て! ハルは世界を救う 俺は世界を破滅させる どう考えても両立しないじゃないか! ハルが元の世界に帰るには俺が、 俺が元の世界に帰るにはハルが、 ラスボスって事か? どーすんだ。どーすんだよ。こんなのって…。 「おーい?ユウキー?なんて出たのー?私には見えないんだよねぇ」 …見えて…ない? それなら… 「あ、あぁごめんごめん。ハルに比べて大したことないからさ。てかハルは俺の見えないんだな?なんでだろうな?」 「むー。…好きな気持ちは負けてないのになぁ」 「ん?なんて??」 「なんでもないよ!ユウキの方が私の事大好き過ぎちゃったから見えたんじゃない?」 「それはつまり…(ハルは俺の事好きでは無いって事…か)」 「それよりなんて出たの??」 それよりって…。まぁいいか…。 さてどうする。それっぽい事で誤魔化し切れるか? 「俺のは【倒す者】だよ」 「なんか短いねぇ」 そう言ってハルが笑っている。 「長さ関係ないだろ?ルーナさんコレはどうなんでしょう?」 「【倒す者】ですか…。何を倒すのかわからないので中々難しい役割かもしれませんね。1点気になることもあります」 「気になること?」 「ユウキ様が水晶に触れた際の黒い光。正直私は怖いと感じました」 「怖い?ユウキは怖くないよ?めちゃくちゃ優しくて…良い人だよ!」 …良い人。いや嬉しいんだけどね。良い人かぁ。 「はい。お話していてもハル様との関係を見ていてもとても優しい方だと認識しています。ハル様の事をとてもとてもあい……」 「はいストーップ!ルーナさん俺とハルはそういうのじゃないから」 そうなりたいって気持ちはあるけどね… 「コホン。失礼しました。」 「え?なになに?何言おうとしたの?何を止めたの?」 「まぁまぁ。ルーナさん1つ聞きたいことがある」 「何でしょうか?」 「どう考えてもハルは特別な存在だろう?俺の役割でハルと共にいれるのか?」 「…そうですね。ユウキ様の仰る通りハル様はこの世界を救うことが役割である以上私達の神殿としてもお迎えしたいと考えます。ユウキ様については…先程の黒い光が…なんと言いますか…」 「はっきり言ってくれ。恐怖の対象になる以上ハルと一緒に居させられないか?」 「ユウキ!?一緒に居られないの?やだよ!ユウキと一緒なら怖くないけど1人になるのは嫌!」 普段見せないような悲しそうな顔で俺の腕に捕まってくるハル。 …めっちゃ可愛い。 いや、違う違う。 さてルーナさんはどう出るかな?場合によってはハルを連れて…いやこの世界がどんな世界かもわからない以上それは悪手か…。 そんな事を考えていると… 「世界を救うことが役割のハル様が必要とされるのであればユウキ様はハル様と共に在るべきだと私は考えます」 おや。この人意外と融通聞くタイプかな? 「ただし。1点お願いがございます」 …お願い?何か無理難題来そうな予感だな。 「はい。先程の黒い力につきまして、ユウキ様の中に留めて外に出ないようにして頂きたいのです」 「…つまり力を使うなと?そもそも自分の力が何なのか、どう使うのかもわからないのに?」 「それにつきましては、今いるこの神殿内にて力のコントロールを練習して頂けます」 「練習?」 「はい。異界から召喚された方は必ずこの神殿に到着するようになっております。そしてこちらの神殿にてご自身の役割を知り、力の使い方を覚え、それから旅立っていただくこととなります」 なるほど。ゲームのチュートリアル的なものか。 それにしても… 「ルーナさん貴方は大神官って言ったけど役割は違うな?」 きっと俺の予想通りならこの人俺の嘘にも気づいている…。 「そう…ですね。ハル様。ユウキ様と二人でお話させて頂けませんでしょうか?」 「え??それは私は聞かない方がいいって…事ですか?」 「今は…まだ。大丈夫です。ユウキ様を奪ったりはしませんよ?」 …おい。冗談言うようなキャラなのか?この人は? そもそもハルにとって俺はそう言った相手では…。 「えっ!?あ、あぅ。わ、わかりました。私は何処に居ればいいですか?」 「ではあちらの扉の向こうに休める椅子がございます。ご案内致しますね。ユウキ様少々お待ちくださいませ」 「わかった」 ルーナさんがハルを連れて部屋を出ていく。 さて。わざわざハルに聞かせない話か。 間違い無く俺の役割に気づいている…と見るべきか。 〜〜〜 しばらくしてルーナさんが戻ってきた。 「お待たせ致しました」 「やけに遅かったな?」 「ハル様と少々お話しておりました。ユウキ様とお離れになられるのに不安を感じられていたようですので」 ハル…。さっさと話を済ませないとな。 「そうか。じゃあ話とやらを終わらせて迎えに行かなきゃだな」 「はい。そうですね。ではまず…ユウキ様貴方の役割ですが…」 「やはり見えてるな?」 「気づいていましたか…。はい。私の役割の力…と言うより水晶自体が私の能力です」 「なるほど…な。つまりあの水晶に表示されるものは把握できると言うことか。それでどうする?封印…いや処理するのか?」 我ながらどストレートに聞いてしまったな。 さてどう出るか。場合によっては… 「それにつきましては先程お話した通りです」 ん?おや? 「私としてはハル様と共に居られるのであれば良いのではないかと考えています」 「そんな簡単でいいのか?」 「…そうですね。きっと良くないと思います。私の立場として、この世界を導く者としては本来ならユウキ様を…」 「そりゃそうだろ。では何でだ?」 「ユウキ様のハル様に対しての愛と、役割ジョブの可能性を信じてみようかと」 「可能性??」 「はい。本人が水晶にて見える物と私が把握出来るものは実は違う場合があるのです」 「そうなのか。で、俺のは違ったと?」 「いえ同じと言えば同じなのですが…。なんと言いますか上手く言葉に出来ないのですが、違うのです。…いや違うと言うのも違うのですが…」 なんか一人であーでもないこーでもない言ってるけど美人がやると絵になるなぁ。 「まぁルーナさんが納得してるならいいよ。でお願いって言うのは?他にあるんじゃないのか?」お風呂は想像以上に良かった。旅館のお風呂を小さくしたような感じ。聞けばやはり異世界人達の中に風呂だけは!って人達が居たらしい。ありがとう先人達。とは言えこの神殿以外だとそこまで普及はしていないようだけど。湯浴みが終わり、食事も頂いた。食事は…パンにサラダといった感じのものだった。異世界の食事は…まぁこんなもんかって感想だな。「ルーナさん、お風呂と食事ありがとう」「いえ。こちらが一方的に召喚してしまっているのです。これでもおもてなしとしては足りないと思っています」なるほど。負い目はあるのか。よくあるラノベだと、召喚しておきながら従え!的なものあるけど、そういった訳ではないと。しかしそうなると召喚している理由とか気になるよな。「それではお話を始めさせて頂きますね」まぁその辺も聞けるのかな。〜〜〜ルーナさんの話としてはやはり召喚理由からだった。色話されたが要約すると。1、この世界は元々色々な世界の存在が集まってできた世界。と言われている。そして役割を果たせなかった者、果たさなかった者が定住している。2、世界を維持するのに異世界から召喚するべきものだと古来より伝わっている。この世界に定住したもの同士から産まれた子供には基本的に役割がなく、特別な力を持たない。3、この世界には魔物が居て、役割を持つものは個人差はあるものの特別なチカラを持つため戦うことができる。そのため召喚が必要になる。と言われている。ここまで聞いてちょっと疑問が生まれたな。「ルーナさんも召喚された人なのか?」「いえ。私は…この世界にて産まれた者です」「しかし今の説明だと、それだと役割を持たないから特別なチカラが無いとならないか?あの水晶とかは違うのか?」「それにつきましては私の力の説明と含めてお話し致しますね」ルーナさんの続いての話しはこうだ。4、この世界に元々こちらの世界にいる者だけがなれる役割が有る。ルーナさんもそれでなっている。5、ルーナさんの役割は大神官ではなく、水晶を宿す者、クリスタラーとのこと。「私の水晶を宿す者、クリスタラーは生涯を終える際に次の者に引き継ぐものとなります。役割を簡単に言いますと、召喚された方の役割を伝え導く、災いをもたらす者を封印する、と言ったところですね」「なるほど。チュートリアルの担当と、バグの排除的な役割ってこ
朝が来た。どうしてこうなった?昨日は色々あった為疲れていたのか寝つきも良く熟睡出来たのだろう…。寝ぼけ眼を開けてみるとそこには…目の前には…ハルがいた。…寝顔可愛いなぁ。って違う違う。…何故同じベッドで寝てるんだ?昨日は違うベッドで寝たぞ。と1人起き上がり混乱していると…「ふぁぁぁ。あ、ユウキおはよー」「お、おはよう。ってハルなんでここに?」「んー。夜中に目が覚めてねー。ユウキ居るかな?また居なくなってないかな?って確認したの」起き上がって軽く伸びをしてハルが答える。「昨日は悪かったよ。でも確認してベッドに入るは違くないか?…その…ハルは女の子なんだからさ」「昨日の事があったから…またいきなりユウキの力暴走したらすぐに抑えられるかなぁって。…嫌だった?」「嫌ってことは無いけど…。いやでも男女が同じベッドって言うのは…なぁ」「ぶー。別に何もしてないんだからいいじゃん」なぜそこで拗ねる。拗ねてるハルも可愛いんだけども。って、だから違う違う。とそんなやり取りをしているとドアをノックする音が聞こえてくる。「おはようございます。お二人とも起きていらっしゃいますでしょうか?…扉開けますよー」おっと。ルーナさんが来たようだ。慌ててベッドから降りて扉まで行き開ける。「おはようございます。ルーナさん。」「おはようございます、ユウキ様。…ハル様もおはようございます。起きてらっしゃいましたね。…昨夜はお疲れ様でした。お食事のご用意出来ております。宜しければ湯浴みのご用意もありますがいかがでしょうか?」俺のベッドにまだ居るハルを見て一瞬躊躇う様子がありながらルーナさんが言う。…何も無いぞ。何もないが反応したら何か言い訳してる感じになりそうだから黙っておこう。「そう言えば風呂入ってないな。湯浴みってこっちの世界ではどんな感じなんだ?」「浴槽にお湯を溜めて、汲んでご利用する形ですね。正直様々な世界から召喚者様達がいらした過去があるのである程度の世界の方々には受け入れられるかと思われます」ルーナさんに湯浴みの説明を受ける。「なるほど。聞いた感じそこまで元の世界と変わりはしなさそうだな。って過去どれくらい召喚者って居たんだ?」様々なって言うぐらいだから結構いるんだろうな。そしてそれぞれに役割があったと。…何人が元の世界に戻れたんだ
「ではお二人の、お二人だけの世界でお話がまとまった所で横から口出ししてよろしいでしょうか?」 いきなり大神官様がぶっ込んできた。この人の性格段々分かってきたな。 「ふぇ?!2人だけのとか…そうゆうのじゃないですよ!」 「べ、別に2人きりのつもりはないぞ!」 「慌てるところまでそんな波長合わせられると…。と。冗談はここまでにしまして。ユウキ様。ユウキ様のお力今後いかがいたしますか?」 …いきなり真面目モードかよ。掴めないなこの人。 しかし、今後かぁ。 この世界がどんな世界なのかもわからないし、俺とハルの役割も普通じゃないみたいだしなぁ。 「いや、正直どうしたらいいのか…。暴走しないようにコントロール出来るようになりたい、いや、ならなきゃいけないとは思う。でもそのための修練で…コレだからなぁ」 扱うための修練で暴走するのでは練習することがそもそも出来ないんじゃないかって話だよな。 その都度こんな大事になるのも…。 と悩んでいると。 「そうですね。あの黒い力のコントロールは…一筋縄ではいかないかと。そしてどちらかと言えば…使わない方が良い力でもあると思います」 まぁ世界を滅ぼす力だもんな。滅ぼす為の力。そりゃ使わないのが良いと言うより、使う時は世界を滅ぼす時ってことだもんな。 そんな力を望んで使いたいと思う訳はない。 破滅願望なんてないしな。 「そして、お2人に明日お話しようと思っていた事なのですが…」 「なんだ?」 「ここを出た後のお話です。ですが、今日は遅いですし、明日にいたしましょうか。まだこの世界にいらしてから1日も経っておりませんし…」 「確かに。わかった明日改めて話を聞かせてくれ。今日は休ませてもらうよ」 「かしこまりました。明日10の時間辺りにお食事ご用意してお迎えに上がらせて頂きます」 「ありがとう。…よし。ハル部屋戻…ハル?」 振り向くとハルが俺の服の端をギュッと掴んでいた。 その表情は…なんて言うか…不機嫌? 「どうした?」 「もう勝手に居なくなるの…ヤダ」 「…ごめん」 「1人になるの…ヤダ」 「ごめん。もう1人にしないよ」 「…うん」 「さぁ。部屋戻ろう?」 「うん」 ってそーだ。ハルと同じ部屋だったな…。 まぁなんかす
真っ暗だ。今俺はどうなってるんだ?目を開いてるのかどうかもわからない。黒い。思考も体も心も黒い。何もかも黒い。(ソレガ貴様ノ本質ダ)誰だ。誰かいるのか。(我ハ貴様ダ。ソシテ貴様ハ我ダ)俺自身?(ソウダコノ世界ヲ破滅サセ滅ボスノダ)滅ぼす?何故だ?(貴様ガ心ノ奥底デ望ンデイルコトダロウ)そんな事は無い。全てを滅ぼすってそしたらハルも…。(自分ノ物ニナラナイノナラト考エテイルノダロウ)それは…それでも…でも!(力ヲ求メロ、ソシテ飲マレロ、全テ滅ボセバラクニナレルゾ)…楽に。この黒い、真っ黒なモノに身を委ねて…「…!…ウキ!」この声は…「ユウキっ!ユウキっ!!」…ハル!(邪魔ガ入ッタナ、マァイイ我ハ貴様とトモニアル)〜〜〜目を覚ますとハルの顔が目の前にあった。「ユウキ!目を覚ました!?ユウキぃ!!」めちゃくちゃ号泣してるじゃないか。誰だ泣かしたのは。「ハル…?あれ?俺は?」「俺は?じゃないぃぃぃ!何か凄い音がして目を覚ましたらユウキ居ないし、1人だし。何か凄い建物揺れてるし、もう怖いしユウキ居ないし!」俺が居ない事何故2回言う?あー。段々意識ハッキリしてきた。そうだ。力のコントロールの練習で水晶触って…何か黒い感覚で…。その後…?「ユウキ様申し訳ございません。」声のする方に顔を向けると深々と頭を下げる大神官がいた。「ルーナさん。何が起こったんだ?」「恐らく…ですがユウキ様の力を水晶が吸い出した際に、一度に力が表面に出てきてしまい、暴走してしまったのではないかと。」暴走…。周りを見渡して見ると修練場は見るも無惨に壊れていた。…屋根無くなってるじゃん。「ルーナさん。申し訳ないです。建物壊してしまって…」「いえ。お気になさらずに。そんなに畏まらないで下さいませ。先程までのお話し方で構いません。今回の件につきましても、まさかあの水晶でこんな事になるとは思いもしませんでしたので。」「ユウキぃぃぃ!」号泣お姫様が抱きついてくる。「心配したんだからねぇ!!来てみたら部屋は凄いことになってるし、ユウキは何か黒いモヤモヤに覆われてるし!」「黒いモヤ?」「そうだよ!何か凄く怖い感じがしたの…。このままユウキが壊れちゃうんじゃないかって…」黒いモヤ…。意識がない間に何か黒いってのは何となく覚えてるんだ
「こちらが修練室になります」案内された部屋は特に何も無い広い部屋だった。いや部屋の中央に台座のような物があるか。しかしこの世界に来てまだルーナさん以外に誰にも会ってないな。それなりな広さがある建物だと思うのだけど…。「ルーナさん、この建物…神殿か?にはルーナさん以外居ないのか?最初の部屋、案内された部屋、この部屋までそれなり距離はあるが誰にも出会ってないからさ」「この神殿には…そうですね。人としては私と後数名います。夜も遅いので皆各部屋にいるかと。人以外のものも居ますが、皆人見知りですので召喚されてすぐの方の前には姿を現さないかと」流石に1人ではないか。しかし人以外ってなんだ以外って。すっげぇ気になるじゃないか。「人以外?」「はい。まぁ、その辺は明日にでも分かるかと思いますよ。お話してもよろしいですが、あまり遅くなると…」確かにハルが起きたら面倒だな。よしやるか。「そうだな。わかった明日改めて聞こう。で、どうやって力のコントロールをするんだ?」「まずはご自身の内側にある力を認識して頂くところからとなります。こちらの水晶を使います。この水晶はご自身の力を半ば強制的に具現化する力があります。もちろん暴走の危険がある為、極わずかな力のみとなっていますのでご安心下さいませ」そう言うと新たな水晶を取り出し台座に載せる。どっから出したその水晶?それにしても、しれっと暴走とか怖いこと言うよなこの人。しかし、また水晶か…。大神官ってのはただの役職で多分役割ジョブは水晶に関わるものなんだろうな。…多分。まぁこの人の役割ジョブを聞いた所でだからな。「わかった。さっきの水晶のように手をかざせば良いのか?」「はい。かざした後…自分の体内にある力を感じ取れると思います。その後水晶が力を吸収し始めます。それを身体の外に力を出す感覚として感じ取って頂ければ」「水晶が力を強制的に吸い出すと言うことか」「はい。ですがその水晶が吸い出せるのは極わずかになってますので、先程お伝えした通り暴走の心配は無いかと」「わかった。やってみよう」と、水晶に手をかざそうとすると、「よろしいので?」「ん?何がだ?」「ユウキ様もハル様も一切私を疑うことをしないので…。先程ハル様はユウキ様が居るからと仰ってましたが、ユウキ様は何故疑いをお持ちにならないのでしょうか
「はい。それは…まずユウキ様には力のコントロールをしっかりと覚えて頂きたいのです」 コントロールか。そりゃそーだろうなぁ。世界を破滅する力なんぞ怖くて使いたくないけどな。 「それは俺も願うところだ。覚え方は教えてもらえるんだよな?」 「もちろんです。そして次に…ユウキ様の力をハル様には…いえ、私以外には決して口外しないで頂きたいのです。こちらがお願いしたいことです」 「それはむしろ俺からもお願いしたい所だぞ。破滅させるモノなんて知られたらどんな目で見られるか…」 特にハルに知られて嫌われたりしたら… そして他の男と… やだやだやだやだやだやだ。 考えるのよそう。って別にただの片思いなんだよなぁ。 「ではユウキ様の役割は私達だけの秘密でお願いします。ユウキ様が先程仰られていた(倒す物)でお願いします」 「わかった。しかし水晶のような能力があったらバレるのではないか?」 「いえ私が知ってる限り役割を知ることが出来るのはこの神殿内の私だけのはずです」 「なるほど。…特別な力ってことか」 「はいその通りです。しかし…私とユウキ様の秘密となるとハル様に怒られてしまいそうですね…」 「ん?あぁ私だけ仲間外れだぁ!ってか?まぁあの子そういう所あるからなぁ」 「…お互い様なのですねぇ」 「え?何が?」 「いえ何でもございません。さてハル様が寂しがらないよう、そろそろお迎えに行きましょうか」 「そうだな」 ハルが待っている部屋へ二人で向かう。 扉を開けると… 「あ!ようやく来た!遅いよぉ!」 ちょっと不機嫌そうなハルがいた。 「悪い悪い。お待たせハル」 「1人は寂しいんだよ?で、何の話していたの??」 「あ、あぁ。力の使い方とか今後のことを…な」 「…2人きりで??」 「ハル様。ハル様が心配されるようなことはございませんのでご安心を。」 「心配されるようなことがよく分からないが大した話はしてないよ。」 「むー。まぁいいけどさぁ。1人は嫌だからね?」 何かよくわからないが不機嫌そうだな…。 話題を変えた方が良さそうかな。 「もう1人にしないから安心しろって。ルーナさんこの後はどうするんだ?」 「はい。この後は力の使い方について練習して頂ければと思います。







