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第188話

Auteur: 鈴木真知子
なんてこと!

彼女は今すぐこの地球から脱出して、宇宙の彼方へ消え去りたい気分だった!

彩葉が走り去るのを見送り、翔吾は微かな笑みを浮かべ、乱れた呼吸を整えてから、ゆっくりと向き直った。

「社長」

運悪く、このタイミングで弘明がノックをして入ってきた。

翔吾は目を見開き、バスローブを羽織ろうとしたが、間に合わなかった。

鎖骨から胸元にかけて、白い肌が一気に朱に染まり、それは濃厚な情欲の色を帯びて、まるで情事の後のようだった。

「これは……社長、首と胸が真っ赤です。お風呂のお湯が熱すぎましたか?」

弘明は慌てて歩み寄った。「ちょっと見せてください、火傷なら薬を塗らないと……」

翔吾は目を険しくさせ、額に青筋が浮かんだ。

「余計なお世話だ。出て行け!」

夕食の席で、円卓を囲んで主従二人が座っていた。

翔吾は普段は自由奔放で型破りに見えるが、その骨の髄には名家の貴公子としての教養が染み付いており、食事中の私語は慎む主義だった。

だが弘明は彼ほどストイックではいられず、口を動かし続けた。

「社長、氷室様がお宅にいらしてからというもの、家庭の温かみが段違いですね。やはり
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