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11話

مؤلف: 佐伯れもん
last update تاريخ النشر: 2026-04-23 22:12:16

同時刻、御子柴家二階の廊下にて。

弥一はかれこれ30分以上そこに立ち尽くしていた。

かすみに声をかけられたことがあまりに気まずかったため一目散に逃げてきたわけだったがー

「俺の部屋どこだよ?」

そう、一人呟いた。

自分の部屋がわからないのも当たり前である。

何せ、彼がこの家を訪れるのはこれが初めてだったのだから。

あの日、かすみと初めて会って結婚させられた日。

弥一は早苗に家の駐車場まで送ってもらうと、

「早苗さん、急で悪いんだけどこの後予定が入っちゃったんだ。だから、海老原市には早苗さん一人で帰ってくれる?」

そう言って、満面の笑みを浮かべる。

早苗はそれを冷ややかな目で見つめ返すと、

「かすみさんが一人お家でお待ちだということをお忘れですか?そんな冗談を言ってる暇がおありでしたら、早く支度してきてください。」と、言った。

ちっ、やっぱり騙されないか。

そう思った弥一は真面目な顔つきになると、

「早苗さん。俺の心には雪菜しかいなんだ。他の女性なんて愛せない。」

そう真摯に伝えた。

だが、早苗の表情に何の変化も見られ
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