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12話

مؤلف: 佐伯れもん
last update تاريخ النشر: 2026-04-24 11:23:19
「何してるの?」

お盆を手に階段を昇りきった咲希は、片方の手を壁につき、もう片方の手を腰に当て、こちらに背を向ける形で立っている弥一を目にし、そう尋ねた。

「あ、何?俺?見ての通り考え事ですけど?それぐらい聞かなくてもわかるだろ。」

そう言って壁から手を下ろして二人に振り返る弥一に、三雲は苦笑した。弥一もわりかしプライドが高いのだな、と。

そんな弥一に咲希は、見透かしたように、

「自分の部屋もわからなければ、ドアを開ける勇気もなくて立ち尽くしてたわけね。」

さすがの妹。

咲希にずばりと言い当てられた弥一はわかりやすく動揺した。

そして、「立ち尽くしてなんてないっ!」と、間髪入れずに大声で否定したのだが、それはもう肯定したも同然だった。

へえ、そうなの?

とでも言うよな視線を投げかけてくる咲希に、弥一は、

「あの、あれだ。部屋に入ろうと思ったら会社から仕事のメールが来ちゃったんだよ。で、それについて考えてた所に二人が来たってわけ。な?」

「どの部屋に入ろうとしてたの?」

あー、もう!

何でうちの妹は"察する"ってことができないんだよ
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