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37話

Penulis: 佐伯れもん
last update Tanggal publikasi: 2026-05-11 05:46:26

色男から真っ直ぐな目で見つめられた弥一は、

「あ、はい。ありがとうございます。」と言って、頭を軽く下げたのだが、その瞬間なぜだか周りから拍手が湧き起こった。

渦中の二人はこの状況を飲み込めず、しばらくぽかんとした表情で周りの人々に目を向けていた。と、ショーケースの奥のスタッフルームから、ストレートロングの黒髪を後ろの高い位置で一つに結び、前髪をパッツンにした若い女性が姿を現した。

女性は店内をサッと見渡すと、色男に向かって厳しい目を向け、

「遊んでんじゃないわよ。」と、一喝した。

「どこをどう見たらこれが遊んでるように見えるの?」と聞き返す色男に、「だからあんたを店に立たせるの嫌なのよ。全然捌けてないじゃない。」そう言って一通り文句を言うと、

「もういい、そこどいて!」と言って、色男を脇に追いやった。

そしてすかさず接客スマイルを浮かべると、「お待ちのお客様、商品お決まりでしたらご注文伺わせていただきます。」と、弥一の後ろの客に向かって声を掛ける。

色男と共に所在をなくした弥一も空気を読んで脇にどけた。

そんなパッツン女の接客スキルはすさまじく、み
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