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85話

مؤلف: 佐伯れもん
last update تاريخ النشر: 2026-06-22 05:59:23

「店を出て左ー」

と、弥一はまたも呟きながら、たまに「ごめん、通して。」と、かつての同級生たちの間をすり抜けると、外へと出る。

皆、久々に生で目にする弥一に目を奪われると共に、せっかく会えたのだから話をしたかったのだが、弥一のどこか必死な様子を前に、空気を読み道を譲った。

通りに出た弥一は、そこで一息吐くと、「よしっ。」と気合いをいれ、再び走り出した。

必ず彼女に会う、そう心に誓って。

その姿を、自身も弥一の後に続いて店の外に出ていた加島が眺めていた。

ぐんぐん遠くなるその背中に、加島がふっ、と鼻で笑う。

その横に小笠原も立つと、「何笑ってんの?」

「いや。」と、半笑いの加島。

そんな加島の様子に首を捻りながらも、

「かすみさんて、イケメンにモテモテだな。」

その一言に加島は笑いを引っ込めると、

「お前だったらどっちに軍杯が上がると思う?」そう、片方の眉を上げて聞く。

「えっ⁉︎」と、小笠原は困ったように頭をかきながら、

「まあ、友達に勝ってほしいとは思うけど。相手が相手だもんなあ。」と、言葉を濁す。

「あんなガキんちょに俺
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