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レオ王子に突然キスをされてしまいます

last update Last Updated: 2025-12-21 17:00:28

【第二王子レオ視点】

 日の光が差し込んできた。チュンチュンチュン。小鳥のさえずりが聞こえてくる。

「うっ……俺は」

 レオは目を覚まします。体には包帯が巻かれていた。

「俺は……そうだ。あの時軍事演習の時俺は、馬に吹き飛ばされて、それで」

 最後に覚えている光景。それは杭に落ちる自分の姿。

「すーっ……すーっ……すーっ」

 規則正しい寝息が聞こえてきた。ベッドに顔を伏せて眠っていたのは例の彼女であった。

「こいつは……あの地味女……俺をずっと看病してくれていたのか」

「はい。その通りです。レオ王子」

「お前は……ヴィンセント」

 レオの前にヴィンセントが姿を現す。

「彼女は付きっ切りであなたを看病していたのです。容態が落ち着いたから使用人が代わるといったのですが、容態が急変するかもしれないと一晩中看病を代わりませんでした。その結果、朝には疲れ果てて眠ってしまっていたのです」

「俺は……この女に助けられたのか」

「ええ。その通りです。ですからどうか命の恩人を『地味女』など呼ばない事です。いくら王子でもバチが当たりますよ。それではしばらく彼女の事はそのまま眠らせてあげてください。王子の看病で余程疲れているようですから」

 そういってヴィンセントは去っていく。

「俺は……間違っていたのかもしれねぇな。兄貴の事も、この女の事も」

「すーっ……すーっ……すーっ」

 規則正しい寝息。愛らしく無邪気な寝顔にレオは微笑を浮かべた。

「ったく、この地味女、そんな寝方してると風邪ひくぞ」

 レオは羽織ものをかける。

「って、また『地味女』って言っちまったな。アイリスだったか」

 レオは笑った。

 ◇

「うっ……ううっ……ここは。私、眠っていたのですか」

 私はどうやらレオの看病をしていた時に眠むってしまっていたようです。私は目を覚まします。

「よっ。おはようアイリス」

 レオ王子が私にそう挨拶をしてきます。

「レオ王子……体の具合はよくなったんですか?」

「ああ。見ての通りだ。ピンピンしてるぜ」

 レオは無理に体を動かそうしていました。元気だというアピールがしたいようです。

「よかった。ですが無理をしないでください。それだけの重傷だったのですから」

「アイリス、ありがとうな。あれだけこっぴどく地味だのなんだの言っていた俺を助けてくれて、本当感謝しているよ」

「何を言っているんですか
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