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第120話

ผู้เขียน: シガちゃん
夕暮れ時。智宏は自らハンドルを握り、由奈をパシフィスガーデンまで送り届けた。

由奈が車を降りようとしたそのとき、彼がふと口を開く。

「今夜、八時以降は空いていますか?」

ドアに手をかけたまま、由奈は振り返った。「どうかしましたか?」

「夜にパーティーがあって。海都市に来てまだ日が浅く、知り合いも多くないので……もしよければ、僕の連れとして来ていただけませんか?」

智宏は彼女を見つめ、念のためといった調子で付け加えた。「報酬は、上乗せします」

由奈は迷うことなく頷いた。「いいですよ」

あまりに即答だったためか、智宏は一瞬言葉を失い、それから小さく笑った。

すると由奈は、急に真剣な表情になった。「報酬は、増やさなくて大丈夫です。恭子さんの顔を立てる、ってことで」

一日二百万円。それ以上を求めるほど、彼女は欲深くなかった。

智宏の目に、はっきりとした驚きが浮かぶ。やがて、目元を和らげて微笑んだ。「では、あとで迎えに来ます」

彼の車が去ったあと、由奈は部屋に戻り、シャワーを浴びた。

タオルで髪を拭きながら、引き出しを開ける。中には、使われないまま並ぶ化粧品の数々。

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