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第102話……蒼海の伏兵

last update Tanggal publikasi: 2026-08-02 12:38:14

 ――聖帝国暦六四五年六月上旬。

 旧大公国軍との地下戦闘を終えたユリウスは、その後始末を進めながら、次なる目標である惑星アクアへの攻撃を準備していた。

 惑星グラウゼンの衛星軌道上に設けられた宇宙桟橋では、大小の戦闘艦艇が最終整備を受けている。

 損傷した装甲板が交換され、燃料エーテルや食料、弾薬が次々に積み込まれていた。

 各地から集まった輸送船も忙しく往来し、宇宙桟橋は昼夜を問わず稼働を続けている。

 一方、地上の宮殿に残ったユリウスは、旧大公国領の再編に追われていた。

 最後まで抵抗した者からは領地を召し上げ、早期に帰順した者には所領の安堵や加増を認める。

 軍人にも戦功に応じて昇進や褒賞を与え、略奪や捕虜虐待を行った者には、味方であっても厳しい処罰を下した。

 信賞必罰。

 言葉にすれば簡単である。

 だが、一つの判断を誤れば、新たな反乱の種をまくことになる。没収した領地を誰に与えるか。旧臣をどこまで登用するか。敵対した商会の財産を、どの程度まで保護するか。

 いずれも細心の注意を要する案件であった。

 しかし、惑星アクア攻略までに残された時間は少ない。

 そこでユリウ
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