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第129話……領土の三分の二を捨てる

ผู้เขียน: 黒鯛の刺身♪
last update วันที่เผยแพร่: 2026-09-23 12:15:52

 相次いで届けられる敗報に、マリアーヌ=ローゼンタール総統は苛立ちを隠せなくなっていた。

 第一総管区外縁部では、新帝国軍が要塞を破壊し、次々に惑星を降伏させ、着実にその支配圏を広げている。

 その一方で、旧帝国にはなお多数の艦隊が存在するというのに、諸侯たちは自領防衛を理由に兵力を手放そうとしない。

「このままでは国が滅びるぞ!」

 総統府の執務室に、ローゼンタールの怒声が響いた。

「ハイアットよ。軍務尚書として、何か申すことはないのか!」

 軍務尚書ハイアットは、しばらく俯いていた。

 やがて覚悟を決めたように顔を上げる。

「現状において取り得る最善の策は……優秀な軍人へ、軍の全権を委ねることかと存じます」

「優秀な軍人?」

「はい」

「誰を指しておる?」

 ハイアットは机上のタッチパネルを操作した。

 一人の男の軍歴が、壁面モニターへ表示される。

 レオンハルト=トラヴァース。

「……トラヴァース元帥か」

 ローゼンタールは、その名前に見覚えがあった。

「現在は予備役であったな?」

「左様にございます」

「年齢は……五十七歳?」

 ローゼンタールが眉を上げた。

「元帥としては、
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