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51.龍之介の想い③

Author: 桜立風
last update Petsa ng paglalathala: 2026-04-09 14:48:59

麗香に言われて出かけた桜が屋敷に戻ってきたようだ。

……遠目に俺を見て、立ち尽くしている。

「帰りは夜になる」

すれ違いざま声をかけると、弾かれたように、通り過ぎる俺を振り返る桜。…優しい視線を感じる。

…しばらくして、今度は俺が振り返った。

白いワンピースの裾を揺らし、薄茶色のロングヘアをなびかせて歩く桜を、俺は花を愛でるような気持ちで見つめた。

……齋藤という松白屋の専務と会ってきたのだろう。麗香にそう言われたときは、ただの嫉妬が心に渦巻いた。まるでガキと一緒だ。

「ちゃんと、話をしよう。龍之介」

桜が出ていって、麗香に腕を掴まれた。まだ、桜との未来を諦めてはいなかった。この時は……まだ。

「親に、式の日取りを決めろって言われてる」

「蔵之介を諦めて……組のために俺と結婚するって決めたのか」

「うん。決めた」

……深いため息を漏らす俺に、麗香がこれ以上ない本音を打ち明けた。

「やっぱり似てるから。蔵之介の面影を乗せて、龍之介を見てる。多分それで私…結婚生活やっていける」

「俺は桜以外、抱けねぇぞ」

本音に本音をぶつければ、麗香は諦めたような笑みを浮かべた。

「適当に欲望を発散する
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Mga Comments (2)
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tama neko
龍も病むよね。。。無理もないわ。(>_<)
goodnovel comment avatar
yuu
蔵之介と百合さんの関係に気づいてたんだね。 結婚は避けられないのかな。 そんな中で桜ちゃんを家政婦として雇ったら、桜ちゃんが悲しい思いをしそうで心配…
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