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【第8話】君に伝えるべき事②(アルカナ・談)

last update Date de publication: 2025-12-01 14:10:47
「よし。まずは、この『ハコブネ惑星』についての話を先にしようか、のう」

「小学や中学の時点で全て習っているぞ?」

「あ、いや。地理、構造や主成分とかに関しての話ではない、のじゃ。もっと根底の、始まりについてといった所だ、じゃな」などと、己の言葉遣いへの違和感をガン無視し、遠い目をしながら私は、私も前任の『管理者』から随分昔に聞かされた話を彼に語り始めた。

 ——悠久の昔。

 原初の宇宙に黒い靄の様なモノが誕生した。意思があるが、ただそこに『ある』だけで、何の目的も存在理由も無く、真っ暗な宇宙の中で身近にある全てを強欲に飲み込みながら、その『モノ』は、ただただ意味も無く彷徨い続けた。『自我のあるブラックホール』みたいなモノであると言えば多少はわかりやすいかもしれない。

 永い永い年月を経て、その『モノ』は『とある惑星』の存在に気が付いた。

 それは、青く輝く美しい惑星——

 『地球』だ。

 どの星よりも青く綺麗に輝き、暗黒の宇宙空間の中で異彩を放っているその惑星に異常な程強い興味を抱いたが、その『モノ』が近づけば全てを飲み干してしまう。欲しい欲しいと我慢が出来ず、太陽系の絶妙
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    「——アルカナッ!」 バンッと木製の扉を開けて、叶糸が“応接室”と定義されている空間に入って来た。何か急ぎの用事があるのか随分と慌てた様子だ。「……どうかしたのか?」 手をかざし、近くにあるローテーブルの上に並ぶ食器類を消し去る。一人で『此処』に居た時には用意した事もなかった物ばかりなので、この一連の行為自体がちょっと新鮮だった。 ソファーに座る私の傍までドスドスと足音をたてながら叶糸が来たかと思うと、今度は両腕をガシッと掴まれ「『ノア』が来ていたって、本当か⁉︎」と大きな声で訊かれた。 「あ、あぁ。でももう深淵に沈むレベルの『睡眠モード』に戻ったぞ?」 「……ん?オレに用があって来た訳じゃなかったのか?」 「そうみたいだな。まぁ、奴は新規就任者に『ご挨拶』ってタイプでもないし。次に目を覚ましたらきっと、今度は叶糸に『無理難題』を押し付けてくるんじゃないかな」 「……じゃあ、今回は何をしに起きて来たんだ?」と言い、首を傾げる仕草が可愛い。今の私は前以上に小柄に退化したせいで、前よりももっと叶糸が大きく感じているのに、最近また彼を『可愛い』と思えるのは何でなんだ?と、今度は自分が首を傾げたくなった。「あ、えっと、第一声が『まだ居たんだな。もう消えているかと思ってたぞ』だったから、一応は、私の顔を見に来たの、かも?」「失礼な奴だな」と溢し、眉間に皺を寄せる。ビキッと音を鳴らしながらこめかみに血管が浮き出る様子を生まれて初めて見た。 「あ、えっと、今の『此処』の状況を褒めてもいたぞ?」 気を逸らそうと慌てて別の話題を口にする。『ハコブネ』を管理している者が『ノア』に敵対心を抱くのは得策じゃないからだ。「……『此処』の状況を?」 興味を引くことに成功したみたいだ。よし、このまま話を続けよう。「あぁ」と頷き、「『“此処”を改装した者は今までいなかったけど、面白いね!』と喜んでいたぞ」と叶糸に教えた。 今は『ノア』と名乗っている意識体が憧れの『地球』を真似て、その体を『ハコブネ』として惑星化して以降、ずっと無個性だったこの空間が今ではまるで

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     この『ハコブネ』の『管理者』である私の『後継者』たる資格を持つ叶糸を救おうと、私が彼の元に来てから一ヶ月程経過した。その間は比較的平穏に過ごせていた方だと思う。まぁそうは言っても、義家族達から、小さいながらも保持している領地の管理や運営計画の書類作成や大学院の課題などを押し付けられてはいたけれど、理不尽な折檻が今は無いだけでも、見ていて多少はほっとした。 彼が大学の講義を受けている最中などの時間で、私は私で、自分の『お仕事』をひっそりとこなす。異空間に居る補佐達から送ってもらった惑星管理関連のデータを元に『ハコブネ』の環境の微調整をしたり、今後起こる可能性の高い災害の対策を立てた

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