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第913話

Auteur: 栄子
「お嬢様、いかがいたしましょうか?」

「もういいや」真奈美はため息をつき、大輝と話すのも面倒になった。「山田さん、もう構わないであげて。私も部屋に戻るから」

そう言われ、山田執事も返事をした。「かしこまりました」

そして、真奈美は振り返りもせず、二階へと上がっていった。

大輝は慌てて立ち上がり、「真奈美、ひどいじゃないか!俺は高熱が出ているんだぞ!」と訴えた。

真奈美は振り返ることなく、二階へ上がっていった。

階段の角で彼女の姿が見えなくなると、大輝は信じられないといった様子で瞬きをした。

本当に、このまま自分を置いていくのか?

大輝は手で顔を覆った。

高熱のせいで、頭痛がずっと続いていた。ずっと我慢していたんだ。

真奈美は相変わらず冷たいが、とりあえず新井家の門までは入ることができた。

それなら、彼女の部屋に入れてもらえるのもそう遠くないだろ。

大輝はソファに倒れ込み、意識がもうろうとする中で目を閉じ、呟いた。「ああ、もうすぐだ......」

......

真奈美は部屋に戻ると、すぐに鍵をかけた。

一日中忙しかったので、かなり疲れていた。

パジャマを取
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