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第44話

last update Last Updated: 2025-12-23 15:00:00

「ホントだな。同じだ! 綺麗な所だな」

「うん」

教会も披露宴会場もとても綺麗だ。

「素敵〜」と私が言うと、

「綾、ココで式、挙げたい?」と聞く匠。

そこには、とても高額な予算が書かれていた。

「あ〜でも、挙式披露宴するの?」と聞くと、

「え、しようよ!」と言う匠。

「こんなに贅沢なんだもの……明日皆んなで相談しよう!」と言うと、

「うん、分かった」と言った。

もちろん、ウェディングドレスは着たい!

若い今、着ておきたいから。

でも、もし行けるなら新婚旅行にも行きたいと思っている。

なので、私は贅沢しないで、フォトウェディングだけでも良いかなと思っている。

ただ、披露宴は、両家のためにするものだと聞いたことがあるから、我が家みたいな旧家は、した方が良いと言われるかもしれない。

匠のご両親は、どうだろうか……

2人だけで決められるなら、その方が良いが、そうも行かなそうだ。

「綾? どうした?」

「結婚するって大変だな」と言うと、

「どうして?」と言う匠。

思っていることを話した。

「そっか、そうだよな。明日両家で相談しよう! 俺は、挙式披露宴もしたいし、もちろん新婚旅行にも行きたいと思ってるよ」と匠は言う。

「匠、新婚旅行って、仕事休めるの?」と聞くと、

「そうだなあ〜土日を使って、2日は、有休を取って4日間なら休めるかな。それか、大型連休の
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