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第911話

Autor: 桜夏
しかし、彼女が今でもそのことを考えてしまうのは、あの夜、自分の裏アカウントが忽然と削除されてしまったからだ。自分で消したのではない。誰かに、消されたのだ。

あの時、自分は家から逃げ出した際に携帯電話を家に忘れてきてしまった。

その後、警察や学校関係者まで来てしまい、パニックになった自分は携帯の所在を確認することさえ忘れていた。

翌日、美月が自分の携帯を返してくれた。そして、こう言ったのだ。

「和解したい相手の親が、証拠隠滅のために携帯に何か細工をしたみたい。その巻き添えで、あなたのアカウントも消えちゃったんだって」

当時の自分はそれを聞いても深くは考えなかった。携帯は無事なのだから、ただアカウントがなくなっただけだ、と。

悲しくもなかった。もう、あのアカウントに意味などなかったからだ。

好きだった人は、美月と付き合い始めた。淡い片想いは、その瞬間に終わりを告げたのだ。

むしろ、アカウントが消えてくれて好都合だとさえ思った。少なくとも、ささやかなプライドは守られた。この過去を、自分だけの胸の内に、完全に葬り去ることができるのだから。

ベッドのそばで。

理恵は、またして
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child1028believe
日記帳の伏線でしょうか? 蓮司が透子の高校時代の日記帳を読んで真相に気付いたら、透子は蓮司を許して再び一緒になるんだろうか? 私は蓮司とヨリを戻すより聡とくっついてほしいなぁ。 それにしても美月は墓穴を掘って自滅しないかなぁ?
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