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第12話 DomになりたいドM猫♡智也 ①

ผู้เขียน: もふねこ
last update วันที่เผยแพร่: 2026-09-08 17:03:00

ホカホカになってお風呂から出てきた智也くんが神妙な面持ちでボクの前に正座をした。

「どうしたの?智也くん?」

「あのな…、オレ、…Domに目覚めたかもしれん!」

「ええ?DomってSMで言うSみたいなものだよ?この前だって、やっぱりSubはオレが!みたいに言ってたよね?」

「わかってる。でもな、影山くんに借りたマンガ読んでたら、オレの中にあるDom性がフツフツと湧いてきた気がしてるんだ」

「う〜ん…。でも、猫なの?」

「そうだな、そこは譲れないとこだからな」

何やら格好付けて返ってきた。

「Domで猫なんだ…?」

ボクは顎に手を当て目をパチクリさせた。

「そう、Domで猫
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     するとその手を智也くんは掴んで止めた。 「ト、トラずりぃぞ!subはオレがやる!それにオマエ、Subのフリしてオレに命令してただろ!?目つきがもうDomだったからな!」 「ふふふ、バレたかぁ!智也『Good Boy』」  ボクは頭を撫でてあげた。 「え!?『Good Boy』って、トラ知ってたな!」 「へへへ、そのくらいの知識はねぇ〜」 「またオレが寝てる間にネットでかー?」 「この前智也くんもBL読んだことあるって言ってたから読んでみたよ。ハマりそう」 「そこは沼るだな」 「同じことでしょ?」 「同じであって同じじゃないみたいな…?」 「そうなんだ?」 「これは詳しくは影山くんだな」 「だね。涼《すず》くんのことも気になるし…」 「また会いに行ってみてもいいよな」 「うん、そうしようね。…さ、ご飯にしよ!」  ボクは立ち上がって、ガスコンロに火を点け、お玉で味噌汁をひと混ぜした──。   いつもの小さなテーブルを2人で囲んで夕飯を食べ、時々ぎゅうぎゅうになって一緒にお風呂に入る。 そしていつものように、2人には狭いベッドに、重なるように入り込む。ボクの腕の中には必ず智也くんがいる。 「智也くん、大好きだよ…」 「オレも大好きだぞ、トラ。どうした、改まって?」 「ううん、ただ幸せだなーって思っただけ」 「そうだな。オレも毎日幸せだ」 「ふふ、おやすみ智也くん」 「おやすみ、トラ」  ボクたちはおやすみのキスをして、また明日会える日を楽しみに目を瞑る。  そしていつか、「おはよう」を言える日がくることを、ボクは願ってる──。              「Domに

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    「う〜ん、いい匂い。…これは、きっと生姜焼きだな」 「え、すごい智也くん!3日連続で当たりだ!ワンコ級の鼻の持ち主だね!ド猫ちゃんなのに」 「犬ほどじゃねぇけど、猫も鼻がいいらしいぜ」 「そうなんだ!じゃぁ、『虎』はどうだろうね?」 「野生の猫科なんだから、相当いいだろうな。でもトラはワンコ系だよな。あー、でもすぐプイッとするところは猫系か!ふははっ」 「ふふふ、ボクたちの会話こんなのばっかだ」 「まぁ、後でふか〜〜いコミュニケーションとるからいいんじゃねぇの?」 「え?あーー!智也くんのエッチ!」 「トラ、ニヤついてんなよ!」 「に、ニヤついてなんかないよ!ほら、ご飯早く食べてお風呂お風呂!」 「急に急かすのな!」 「そんなことないしぃ〜」 ボクは口を尖らせ明後日の方を見た。 「お、そう言えば今日の影山くん、目の下にすごいクマ作って来てたぜ。影山くんの方こそ身体大事にしろよって言ってやったよ!」 「やっぱり涼《すず》くんが原因かね…。あの子生力吸い取っちゃいそうだよね」 「それも勿論あるらしいけど、昨日はBLマンガ読んで寝るの遅くなったらしい!」 「そうなんだ…、てっきり…」 「それでな、影山くんお勧めのBLマンガ借りたんだ。Dom/Subっていう設定があるらしい」 「ドムサブ?SとMみたいな?」 「まぁ、そうなんだけど、趣味や趣向じゃなくて、生まれながらにして持ってる第二の性らしい」 「何だか面白いね」 「その中に、コマンドっていう命令用語があるんだが…例えば『Kneel』」 ボクは犬のように座って見せた。 「あ!こら!トラがSubになってどうすんだよ!」 「智也、他にはどんな?」 「ど、どんなって…」 「ほら、言ってごらん、智也」 「え、あ…『Strip』」 「ちゃんと言えたね、智也、いい子」 ボクは言う通りにシャツのボタンに手をかけゆっくりとはずしだした。

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    お昼ご飯は、やっぱりボクが作り置きした物を食べることが多い。一つだけボクが納得いかないのは、智也くんはホワイトシチューをご飯に掛けて食べることだ。 ボクは別々派で、ボクが支度する時は絶対ご飯とは別の器で出すけれど、智也くんはカレー方式でご飯にぶっ掛けて食べる。 インスタントで済ます時も。でもたまに、昼ご飯兼夕ご飯を作ってくれる時がある。男メシって感じの智也くんらしいのがまた良かったりする。 智也くんのいない時間は記憶がない時や空虚な時間が多い。寝ているようなものなのかもしれないとも思っている。 そんな時、誰かに名前を呼ばれた気がする時がある。よく分からないけれど生きていた時の記憶が過ぎっているのかと思う。 昼間智也くんに着いて外へ行こうかと思う時もあるけれど、それは怖くてまだ試したことがない。万が一蒸発でもするように消えてしまったらと思うと怖い。 日が沈み始める頃になると、一人でいても意識がはっきりしてくる。今日の夕飯は何にしようなんて、急にソワソワしてくる。智也くんが帰ってくるのがとにかく嬉しい。 日が沈むと、掃除を簡単に済ませ、お風呂も準備する。そして、夕飯の支度を始める。食べ物は、智也くんが作られていく大切な物だ。 ボクは生きていた頃、ご飯は買ってしまうことが多くて、自炊は簡単な物しかしなかった。 今はネットを駆使して、色んなメニューに挑戦している。簡単、経済的、美味しいがポイントだ。 今日の夕飯は豚のしょうが焼きとワカメと豆腐の味噌汁にサラダだ。 大抵作ってる途中で智也くんが帰ってくる。 あ、ほら! 共用廊下を歩く音がして、鍵を開ける音がする。そしてガチャリとドアが開く。 「ただいま、トラ」 玄関前にスタンバイしていたボクは笑顔の智也くんに

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