式典を終え館に戻ったところで、アルとマークそれにカイルはジュリアンに呼び出された。「なぜ、旧第七分隊の騎士が、あんなにいたんだ?」「彼らは、ローデン泉館を運営するに辺り、募集に応じてやってきた〝従業員〟ですが」 アルがしれっと答える。「それがなにか? みたいな顔をするな! ちらと見ただけで五人は見たが、本当は何人来ている?」「連れては来ていません。実際に、希望者のみです」「それに、必要な人材の起用に関して、ジュリアン様は一任されたじゃないですか」 カイルが、先日ジュリアンがサインをした書類を出した。「待て。私は、村人に充分な報酬を出せるようにと、これにサインを……」「私は、現場で働く者と、それをまとめて指揮をする者を雇う……と言いました」 ジュリアンは頭を抱える。「それで……本当は何人来ているんだ?」「元第七分隊の者は、……全員です」 マークが、現状報告のように告げる。 当時、ジュリアンが指揮していたのは〝分隊〟だが、全部で十五人ほどいたはずだ。「現役の騎士が……、いきなり十五人抜けた……だと?」 額を抑えて、ジュリアンは椅子にどさりと腰を下ろした。「ジュリアン様。ローデン泉館で働きたいと言っている者は、第七分隊の者だけではございません」「はっ?」「ジュリアン様が務めておいでだった警邏隊や、王都で巡回をされていた地域の商店主など、こちらで働きたいと言ってる者は数多おります」 とうとうジュリアンは、返事もできずに口をぱくぱくさせるだけになる。「村への移住希望もございます。領民の受け入れに関しては、ジュリアン様のご判断が必要ですので、待ってもらっているところです」「無茶を言うな! そもそも十五人もいきなり増えて、食料はどうしているんだ? 騎士のような厳つい者が現れ
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