บททั้งหมดของ 孤高の元皇太子妃は、女性嫌いの魔術師団長に執愛される〜甘く濃厚に溶かされる夜〜: บทที่ 61 - บทที่ 70

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※魔力供給………(3)

 アイザック様の前戯は、本当に粘着質だった。 隅々まで私の体を食べ尽くされるみたい。 彼は私の股の間に顔を埋め、とめどなく溢れる愛蜜を啜る。 「あ、や……そんな所舐めたら……っ」 「でも美味しいです……魔力が、こんなにも溢れているのに。 吸いたいです。全部私に飲ませて下さい。」 「へ、変態な、アイザック様……っ。」 「光栄です。」 彼が本気で嬉しそうに笑う。私は快感の波に必死に耐えてるのに。 「褒めてません……っ。」 これ、本当に魔力供給になっているのよね? もうだめ……私の方が頭が真っ白……。 「……はあ。リーリエ様。貴方の魔力が、美味すぎて辛い。」 彼は恍惚とした表情で、髪をかき上げる。すごくいやらしい…… 完全に猛獣の顔。捕食される。もう逃げられない。 「……リーリエ様。お陰様で、魔力は漲《みなぎ》りました。しかし、別の方も大変な事に…… もう、今すぐにでも貴方の中に入りたいのです。だめ、ですか?」 可愛くおねだりをしてくるアイザック様。 胸がキュンとなる。 とっくに覚悟はできていた。むしろ遅いくらい。 「はい……どうか、きてください。アイザック様。ずっと、こうなる事を望んでいました。」 「ああ、リーリエ様……、本当に愛しています……っ!」 ついに、私達は一つに———。 ゆっくりとアイザック様に貫かれて、全身に電流が走る。 「っあ……! 何こ
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※魔力供給………(4)

 気が遠くなる程彼に抱かれ、夢を見た。 満月の夜。少し燻んだ金色の髪の少年が、湖畔の辺りで泣いている。 私も皇宮の庭園で迷子になっていたのだが…… 「あなた、大丈夫?」 私が近づくと、彼は死にそうな目をして私に縋りついた。 「あ……ほしい。欲しいんだ。」 必死に懇願してくる彼を見ていると、胸が苦しくなる。本当に今にも死んでしまいそうだ。 近くに大人はいない。 気がつくと私は哀しくて泣いてた。泣いて、冷たい彼の手を掴む。 少年をどうにかして助けたいと。 「お願いだから、死なないで。私にあげられるものがあれば、あげるわ。」 「いいのか?……君に、その、堪らなく触れたんだ。」 「どうぞ。それであなたが助かるなら。」 あげられるものはすべてあげる。 助けたい。この少年を。守りたい。どこか傷ついた目をしている彼を、癒してあげたい。 まるで運命のように惹きつけられる。 「私はフェリクス・カディス。 帝国の皇太子だ。」  ━━━━━━━━━━そう。だったんですね。 貴方が、彼だったんですね。アイザック様。 私、貴方を本気で愛していたんです。 なのにずっと、忘れていてごめんなさい。 勘違いして………苦しめて、ごめんなさい。 「……アイザック様が、フェリクス様だったんですね。」 気がつくと仰向けで寝ていた。頬に流れる涙をアイザック様が指で拭ってくださっている。 色々と彼が処理してくれて、服まで着せてくれたようだ。 「思い出したんですか?」 「ええ。私……ずっと勘違いしていたようです。謝らせて下さい。 本当に好きだったのは、アイザック様&hell
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3年なんて待てない(1)

  「時間停止魔術、逆行魔術、色々試しましが効きません。 あいつは森から異様に魔力を体に取り込む、最上級の魔獣です。 もし、あれが都市部に入り込んだら、一気に地獄へと化してしまうでしょう。 いま、あれを放ってはおけない。魔獣を倒すのに1年半。それから破壊された近隣の町などの復興にかかかるのが、軽く見積もってあと1年。 だから3年……貴方を娼館に置いておく理由でした。 それが終われば、皇太子を懲らしめるつもりでした。」 だから3年だったのね。 それほど手強い、恐ろしい魔獣を相手にしていたなんて。  「けれど殿下……」 「殿下ではなく、アイザックとお呼びください。」 「アイザック様。それほど強い魔獣を倒す算段はあるのですか?」 「現状、手はなかった……しかし、今ならあいつを倒せる気がします。 なんせ今の私は、最高級の甘美な魔力供給ができている状態ですから。 あと3年と悠長に構えていましたが、明日にでもリーリエ様と結婚式を挙げ、1ヶ月ほど監禁しておきたいので、さくっと倒します。」 1ヶ月、監禁? 何か、アイザック様の決意表明にサラッと物騒な欲求も混ざっていた気もするけれど……。 「私も行きます、一緒に倒します!」 *** その時から、私とアイザック様は日々を共にした。 同じ戦場で魔獣討伐作戦に加わり、後方支援へ。 「そばにいた方が安心です。私がリーリエ様を守れますからね。」 今なら絶対的に守れる自信があると彼は言う。 「あの忌まわしい呪いの解呪をする間に、リーリエ様の魔力が開きやすいよう、操作していたんです。さすが、私が愛する女性。 基本属性は火ですが、貴方は訓練次第で、他の属性も操ることができるようになるでしょう。 間違いなくリーリエ様は魔術師になれます。」 「&
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3年なんて待てない(2)

 私が娼館に戻ると、ユディト達に心配した!と怒られてしまう。しかも…… 「どこ行ってたの!あの、屑男……皇太子が来たんだよ!」 「え?あの人、なんて?」 「帰ってきたら知らせろって。 あの屑男、偉そうに!誰が知らせるか!」 誰もエドウィン様の命令を聞く人がいないみたい。私が笑うと、デリラがまた軽く叱責した。 「何があったか、詳しく話してよね!」  ***  「リーリエ様。こちらが例の魔術師です。」 古びた城の地下室。ローワン様が得意げに案内してくれた。 そこにある牢には、私が不妊になるワインを頼まれて作ったという魔術師が捕えられている。 アウトローの魔術師は群れではなく、単独で動くらしい。何より金銭が優先されるという。 「煮るなり焼くなり、お好きに。」 ローワン様の背後からやってきたアイザック様が、物騒なことを口走る。 「煮も、焼きもしません。 ですが役に立ってもらいますね。 私の名誉回復のために。」 やたらとアイザック様に怯える魔術師は「何でもします……」とだけ呟いた。 「それとなんですが、リーリエ様。 向こう側の牢も見てやってください。 もう一つのプレゼントです。」 彼が指差した牢を見て、私はため息が溢れた。 「貴方は———」  勝利へのため息だ。 
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ロベリアのあまりにくだらない野心(1)

 誰かが私を嘲笑ったのよ。 「リーリエ様の温情で、女官長にまでなれたくせに。 まさか皇太子妃の座まで狙っていたなんてね。」 彼女が皇宮を去って数ヶ月。 ———あらゆるものを手に入れたはずの私に、なぜか周囲の目は冷たい。 誰がそう呟いたかのか問い詰めても、名乗り出ない。 「そう。それなら、ここにいる女官全員、鞭打ちして!」  皇太子妃の座を奪って、権力を手にして何が悪いのよ? 全ては———まだ幼いリーリエの遊び相手として、立派な侯爵邸に招かれたのが始まりだった。  彼女の家は侯爵家の中でも名門中の名門。大富豪でもある。 広い屋敷、贅沢な庭園、大きな噴水。たくさんの使用人。豪華な調度品。高級な料理。 「初めまして、ロベリア・モンターニュと申します。」 「初めまして。わたしはリーリエ・アスターグレンよ。」 リーリエ・アスターグレン侯爵令嬢。 綺麗な銀髪に、青い瞳。白い肌。 何もかもが完璧な彼女。 私の家は格下の伯爵家な上に、お父様が事業に失敗してばかりで、貧乏だというのに。  私は彼女の友達として、領地が近く、年齢も近い貴族令嬢というだけで選ばれた。 でも、それなら。たくさん媚を売って、親友になればいい。 そしてお金持ちの彼女から、たくさん恩恵を受けるのよ。 「リーリエ様は本当にお可愛らしいです。」  「さすがリーリエ様です!」 「え?皇太子殿下の婚約者ですか?おめでとうございます!」 「ありがとう。ロベリア。貴方は私の大切な親友よ。」 媚を売り続けていれば彼女は私に心を許した。 でも私は次第に、自分と彼女との歴然とした差に苛立ちを感じ始める。 何で貴方は私と違って、何でも持ってるのよ。 お金持ちの実家に、綺麗なドレス。靴。高い宝石。何でも買ってもらえ
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ロベリアのあまりにくだらない野心(2)

 リーリエの資金援助のおかげで、私は新しいドレスも、靴も手に入れられた。社交界での活動も難なくできた。  そのうち、『社交界の花』なんて呼ばれていい気分。 けれど彼を見るたび、胸が苦しい。  社交の場で、エドウィン様とリーリエが隣に並んで笑うたびに。  もしあの素敵な彼に抱かれたら…… でも皇室は厳格な一夫一妻制度。 リーリエの親友だからと、彼も禁断の味に溺れたりしてくれないかしら?  彼を手に入れるには……    彼女が結婚してすぐに、女官になりたいと頼み、一番の親友だから女官長にしてもらう。  おかげで、他の女官達は私には逆らえなかった。 彼女達にエドウィン様のスケジュールを調べるよう命令し、彼のいく先々で待ち伏せをした。    「ロベリア?なぜ君がここに。」 「あの、私……ちょっとリーリエ様に怒られてしまって……」    彼の気を引くため。それから私はリーリエを悪者に仕立てる事にした。  今はエドウィン様もリーリエに夢中なようだけど、彼女が嫌な女だって分かったら……    「リーリエ様が、エドウィン様は出来損ないだと言っていたわ……、あっ!これは秘密よ。」 女官達に口を滑らせる、という演出。リーリエの悪い印象を皇宮に流す。    『エドウィン様は無能だ』『私の方が賢い』 古今東西———権力者という者は、配偶者が賢いとプライドを傷つけられ、腹を立てる。  どこかの皇帝も、政略結婚相手の皇后が賢いのが気に食わず、愛人に唆されて、確か皇后を処刑したのよね。  これを利用するのよ、完璧だわ。 エドウィン様とリーリエの食事の時間。わざと違う時間を教えたり。  すでに疑心暗鬼になりかけているエドウィン様は、彼女と会話を避けたり、疑問を尋ねたりしなくなる。    極め付けは夜伽の連絡。リーリエに手紙を渡さず、代わりに私がエドウィン様の寝室で待機。  他の兵達も、私がリーリエの親友だって知ってるから簡単に中に通してく
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ロベリアのあまりにくだらない野心(3)

 昔寝た男の中に、アウトローの魔術師がいた。  彼に、リーリエが不妊になるワインを作ってもらう。 絶対にリーリエに子供なんて産ませない! エドウィン様の子を産んで、皇太子妃になるのは私よ! 何も気づかないお馬鹿なリーリエは、黙ってみてなさい。 私が貴方を見下す、その日まで……  そうして、エドウィン様との刺激的な情事を楽しみ、3年後に彼との子供を作った。 リーリエに姦通の罪を着せ、最も惨めで不名誉な娼館送りを提案する。 あんな所に送られたら……リーリエの神経なら三日で精神崩壊確実よね。 ———勝った! 私はあの、孤高の皇太子妃、リーリエ・アスターグレンから、皇太子妃の座を勝ち取り、皇太子の子まで妊娠したのよ! 最高よ! エドウィン様もすっかりリーリエを嫌ってしまったみたい。憎しみすら抱いてそう。 ざまあみろ。いつも高い位置から人を見下ろしているからよ。 たまには下から人を見上げてごらんなさい。 ———で、上手く皇太子妃になれたはずなのに。皇帝陛下達にも認めて貰えたのに。 なんか上手くいかないし、周囲に馬鹿にされるし、……仕事ができない。 え?この仕事量をあの女は一人で?信じられない!私には無理よ! 少しずつエドウィン様が苛立っていくのがわかる。 それに彼が、なぜかリーリエのいる娼館に行っているという情報が入る。 しかも、最近悪い事が二つ。 あの魔術師と、嘘の証言をした下級騎士が消えたというのだ。 自分達の意思で消えたならともかく…… だけど、慌てないで。 ただの娼婦になったリーリエには、何もできない。バレる心配なんてないわ。 けれど想定外だった。 彼女があのアイザック・バロンズだけに買わ
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ロベリアのあまりにくだらない野心(4)

 何も変わってない。 いやむしろ、艶やか。美しさが増したリーリエが微笑する。 単純な衣服しか着てないのに、それさえ華やかに見える。 「お久しぶりね、ロベリア。 どう?その皇太子妃宮での生活は。 楽しめている?」  「リーリエ!?貴方な、に、どうやって……いや、それより娼館を抜け出して何してるのよ!」  宙に浮いてる?不気味ね……! 隣のアイザック・バロンズは噂の通りいい男だった。 もしかすると、エドウィン様より美形かも。 「貴方よね、娼館に下品なモンターニュ家の騎士達を送ったのは。」   「な……!?なんの、こと……?」 バレたみたいね。でも騎士達は何も言わなかった。あ、でも数人が体調不良で休んでいたわ。 「今のうちに楽しんでおくのね。 裏切り者のロベリア・モンターニュ。 ……すべて、知っているのよ。」 ふわりと微笑をしたリーリエは、髪を靡かせ、アイザック・バロンズと共に闇へと消える。  「リーリエ?ちょっと、リーリエ!?」 何なの……それに、何だかリーリエの雰囲気が違った。 何を?……何を知っているというの? 私は何も悪くない!  皇太子妃の座を奪い、権力を手にした。それの何がいけないのよ! 過去の偉人だって、やっている事じゃない! いやだ。……リーリエが怖いわ!
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アイザックVSエドウィン

  娼館に戻ってから数日後。 いよいよ、リーリエの反逆が始まった。 裁判の準備は順調のようだ。 その前に、リーリエがこっそりロベリアの元へ行って少し怖がらせたいと言う。 心配なので、私は付き添いたいと申し出た。 そうして、目にした彼女の鮮やかな脅迫の瞬間。何の心配もいらなかった。 私は今にも場所を選ばず、逞しい彼女を襲ってしまいそうになる。 あ……違う!私はリーリエのそばにいると、すぐ発情してしまうようだ。気を取り直そう。 「リーリエ様。先に娼館へお帰り下さい。私は少し用があります。」 彼女を転移魔術で戻した後、私は愚かなエドウィンの元へ向かった。 魔術で、エドウィンが暮らす皇太子宮へ音もなく転移して。 「まさか……兄さん?」 実は、私が魔獣退治で忙しい時に…… リーリエにかけておいた防護魔術に、こいつの気配が引っかかったのだ。 大事に至らなかったのは、覚醒したリーリエが徹底抗戦したからだ。 それがなければ、リーリエに手を出したエドウィンは私のかけておいた魔術によって死んでいたはず。 死んでよかったのに。 まったく、リーリエは優しいのだから。女神だな。 まあ、もし本当にエドウィンが彼女に手を出していたら、直に私が殺していたけれど。 彼はガウン姿で、よろよろとベッドから這い出た。 まるで恐ろしいものでも見るよう。そんなエドウィンに、私は容赦なく近づく。 やがて彼の襟元を掴んで、冷酷に告げた。 「私は言ったよな? 必ずリーリエを幸せにしろって。」 ガクガクと彼の唇は面白いほど震えた。 私がいかにすごい魔力を持っているか、知っているんだ、こいつは。 ずっと私を妬んで、つけ回していたから。 「しかし兄さん……!彼女は結婚してからすごく傲慢で、私の仕事を取り上げたりし
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鮮やかな断罪(1)

 「私———リーリエ・アスターグレンは、皇太子殿下とその妻、ロベリア・モンターニュの二人に罠に嵌められました。 二人は姦通の罪を誤魔化すため、私を罪人に仕立て上げたのです。」 手っ取り早く私の潔白を照明するには、公開裁判が一番だ。 早くに裁判所で手続きをしており、エドウィン達だけでなく、二人の罪を黙認した皇帝達も引き摺り出した。 この裁判で、私は関係者だけでなく、一般からも傍聴者を募る。 事実は、カディスの国民によって広げられるからだ。国民の口は遥かに緩い。瞬く間に私の無実が伝わるだろう。 「な!私達は姦通なんかしていません! この女が在位中も、清い関係でした!」 ———ロベリア。私がもう何者でもないからって、たいした口の利き方ね。 「被告人は静粛に。」 「裁判長、証人を呼んでも?」 「認めましょう。」 今回の裁判長は熟年のベテラン女性で、面識もある。 公正な判断をしてくれるだろう。 さっきまで原告席の私の隣にはアイザック様がいて…… なんの心配もいらないと、手を繋いでくれていた。優しい彼の前で、私は堂々と戦う。 ———証言台に現れたのは、アウトローの魔術師だ。 彼はアイザック様を見てはビクビクと怯えてる。 何をされたのか分からないけれど、とにかく都合がいい。 「私はロベリア様に依頼され……約3年の間、不妊になるよう魔術を施したワインを作っていました。 ロベリア様はそれを、元皇太子妃に飲ませると言っていました。皇太子殿下の子を産ませないようにと……」 「!!」「!?」  エドウィンも、ロベリアも、皇帝達も皆面白いほど顔が青ざめる。 身に覚えがあるみたいでよかった。 「こんなの嘘よ!あの女の作り話です!」
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