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調べものが好きなので、讃美歌の著作権判定は細かく手順を分けて進めています。
最初にやるのは曲名での横断検索。図書館の蔵書検索や専門サイトを使えば初版情報や訳者が判明することが多いです。次に作者の没年を確認して、公表から何年経っているかを把握します。たとえば 'Nearer, My God, to Thee' のように古い作品でも、近代の編曲や訳詞が別著作になることがあるので注意します。
さらに、翻訳や新しい詩句、編曲についてはそれぞれ別個に著作権が発生するため、印刷や配布、録音など目的別に権利者を探して許諾を取る流れを取ります。必要なら管理団体に直接問合せして、どのライセンスが必要か確認するのが確実です。
古い讃美歌の歌詞を手に取るとき、まずやるべきことがいくつか頭に浮かびます。
私の場合、最初に歌詞の出典と作者・訳者の名前、出版年を確認します。作者の没年がわかれば、著作権保護期間(多くの国で著作者の死後一定年)が過ぎているか判断できます。例えば 'Amazing Grace' のような18世紀の作品は多くの国でパブリックドメインに入っていますが、翻訳や新しい編曲は別途保護されている点に注意が必要です。
次に図書館蔵書やオンラインデータベース、教会の讃美歌集の奥付を調べ、出版者や管理団体の記載を探します。日本なら管理団体のサイトで検索、海外なら現地の著作権機関や大きな団体のデータベースが役立ちます。最終的に著作権が残っていると判明したら、印刷や録音など利用目的に応じて許諾を取るか、別のパブリックドメイン歌詞を選ぶのが安全です。
教会で新しいプログラムを作るとき、歌詞の著作権をすぐに確認する癖がついています。
まずは歌詞が書かれた年と作者を特定し、作者の没年をネットや図書館で調べます。ここで重要なのは『原文』と『翻訳』が別個の著作物だという点で、翻訳者が生存してから一定年内であれば翻訳版に著作権が残ります。たとえば 'How Great Thou Art' は原曲と訳詞の経緯が複雑で、翻訳や編曲に別の権利者がいることがあります。
次に出版社や著作権管理団体に問い合わせるか、管理団体のウェブ検索で該当曲が登録されているか確認します。公開演奏、録音、印刷物への掲載など利用行為によって必要な許諾が変わるので、用途を明確にして適切なライセンスを得ると安心です。
簡潔に言えば、歌詞の出所と誰がいつ作ったかをはっきりさせることが第一です。
私がよくやるのは、讃美歌集の奥付確認→作者と訳者の没年チェック→管理団体や出版社への照会という流れです。原典が古くてパブリックドメインでも、現代の訳詞や編曲は保護されている場合があるので、そこは別枠で考えます。例えば 'Holy, Holy, Holy' の原詩は古いですが、新しい合唱編曲は別途許諾が必要なケースがあります。
最終的には、利用形態に合わせて適切な許可を取り、記録を残しておくと後で安心できます。