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長い霧の先に、夜明けの光

長い霧の先に、夜明けの光

二宮梨花(にのみや りか)は、松井竜之介(まつい りゅうのすけ)にまる5年も片思いをしていた。 彼のために、故郷から遠く離れたこの街に残ることを決めたのだ。 竜之介の婚約者が婚約パーティー当日に逃げだすと、梨花は迷うことなく前に出て、その婚約の証である指輪を受け取った。 竜之介が自分を愛していないことなんて、梨花はとっくに分かっていた。 結婚式の当日、藤井渚(ふじい なぎさ)が、「胸が苦しいの」と一言つぶやいただけで、竜之介は梨花を置き去りにし、渚のもとへ駆けつけた。 周りの誰もが梨花を笑った。竜之介という大木にしがみつく惨めな蔦のようだ、いつまでも目が覚めない愚か者だ、と。 彼女自身でさえ、かつてはそう信じて疑わなかった。 けれど、どんなに深い想いも、無視され、冷たくあしらわれ、何度も後回しにされ続ければ、いつか静かにすり減って、消えてしまうものだ。 そして、竜之介がようやく梨花を振り返ったときには、かつて、ありったけの愛で彼のそばにいてくれたあの女の子は、もう遠くへ去ってしまっていて、二度と振り返ることはなかった。
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舞い落ちる雪の中に会おう

舞い落ちる雪の中に会おう

「お客様、ご予約いただいたお墓は半月後に引き渡しの予定です。ご登録のため、お墓のご主人様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」 電話の向こうで、しばし沈黙が続いた。そして、ゆっくりとした女性の声が返ってきた。 「姫野和希(ひめの かずき)です」 スタッフは書き留めた名前を見て、どこかで聞き覚えがあるような気がした。 ふと顔を上げると、テレビの画面が目に入った。 画面には、実業界の大物、浅井信吾(あさい しんご)が、女優の姫野和希に深い愛情を込めてプロポーズしているところが映っている。 画面の右下には、ちょうど半月後という、二人の結婚式の日付が表示されていた。
Short Story · 恋愛
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白い恋の結晶~キミへと続く足跡

白い恋の結晶~キミへと続く足跡

中学の時付き合っていた彼が両親の都合で転校してしまい、その後自然消滅してしまう。しかし、高校2年の時にその彼がまた戻ってきた。また彼と楽しい日々を過ごせると思っていたのに…。彼はいつも、遠くへ行ってしまう。足跡だけを残して…。
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運命の赤い糸、光のように消えた

運命の赤い糸、光のように消えた

「健太、お腹の子の父親を変えたいの。この子の父親になってくれる?」 電話の向こうから聞こえてきた軽い口調は、一瞬にして真剣なものへと変わった。 「菖蒲、そんな冗談はやめてくれ。本気にしちまうぞ。 十年間、君を待ち続けてきたんだから……」 佐藤菖蒲(さとう あやめ)はこみ上げる感情を必死に抑え、固い決意を込めて言った。 「本気よ。一週間で全てを片付けて、あなたのところへ行くわ」 電話を切ると、すぐに斎藤健太(さいとう けんた)からメッセージが届いた。 【N市で一番の産後ケアセンターを予約しておいた。君と赤ちゃんが来るのを待ってる】 菖蒲は思わず笑みがこぼれ、視線は遠くの一点に注がれていた。 夫の藤原蓮司(ふじわら れんじ)は、初恋の相手である岡本渚(おかもと なぎさ)を壁際に追い詰めていた。 「金が欲しいんだろ?俺のそばにいて罪を償え。毎月2000万円やる。それで十分だろ?」 冷酷な言葉を吐きながらも、蓮司が渚にキスをする表情は、苦悩と愛情に満ちていた。 菖蒲は手に持った妊娠検査の結果を握りしめ、指の跡が白く残った。 その瞬間、彼女の心は完全に冷え切った。 蓮司が金で初恋の相手を繋ぎ止めようとするのなら…… 一週間後、自分は藤原家の子供を身籠ったまま、十年間待ち続けてくれた男と結婚する。
Short Story · 恋愛
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いつもクールな幼馴染みと甘い秘密の関係

いつもクールな幼馴染みと甘い秘密の関係

どこにでもいる高校生天野亮太には氷室華という幼馴染みがいる。彼女はその容姿と、性格も相まって学校では『氷華』と呼ばれていた。 ただそんな彼女にも秘密があり、それをただ一人だけ知っている亮太は、ある日彼女の頼みで華の彼氏を演じることにー 自分だけが知っている幼馴染みの本当の顔。氷のように冷たくて、けど時々甘い物語が幕を開く 5/7より全編改稿作業のため、一度全話下書き状態に戻して改稿版を上げなおしています
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白いバラが届いた日、私は賢妻を卒業する

白いバラが届いた日、私は賢妻を卒業する

十五歳の誕生日、父は姿を見せなかった。代わりに、不倫相手へ九百九十九本もの白いバラを贈っていた。 それを知ったことで、母と父は激しく言い争い、その場で離婚協議書を作成し、署名を交わした。 誕生日は完全に台無しになり、あの白いバラは、私――七瀬来未(ななせ くるみ)の中で結婚というものに落とす、拭い去れないトラウマとなった。 だからこそ、結婚する日、夫である加賀宗介(かが そうすけ)に、私はこう告げた。 「もし離婚したくなったら、白いバラを贈ってくれればいいから」 宗介は私を抱き寄せ、穏やかな声で言った。「心配はいらない。うちに、これから白いバラが現れることはないよ」 五年後。宗介の会社の祝賀パーティーで、私は会場に飾られた花束の中に、白いバラが一本混じっているのを見つけた。宗介は即座に、会場装飾を担当した研修生を激しく叱責し、その場で会社を辞めさせた。 その日、私は、宗介と結婚した選択は間違っていなかったのだと、心から思った。 ところが半年後、私の誕生日を迎えて初めて、あのとき追い出された研修生が、夫の秘書へと昇進していることを知った。 秘書となった小湊萌々香(こみなと ももか)は、私のもとへ直々に、大きく美しい白いバラの花束を届けに来た。 私はすぐに夫へ電話をかけ、問い詰めた。だが、宗介の返答はそれだけだった。 「萌々香に悪気はない。そんな水を差すようなことを言うな」 私は呆然とし、そのまま電話を切った。 やはり、母は間違っていなかった。白いバラは、離婚協議書と並んでこそ、美しく映えるものなのだ。
Short Story · 恋愛
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カンタレラ〜毒公爵の甘い愛に溺れる〜

カンタレラ〜毒公爵の甘い愛に溺れる〜

日本の大学生である俺は気がついたら乙女ゲームのヒロインの兄になっていた。 どうしたら元の世界に戻れるんだよ? なにもわかんねーまま、俺は攻略対象のひとりであるエドアルドに出会う。あれ、なんでこいつ俺のことこんな構ってくるんだ? 気がついたら俺、ヒロインの攻略対象に執着されてるんだけど?
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蜉蝣が音もなく舞い降りる、そんな恋

蜉蝣が音もなく舞い降りる、そんな恋

妊婦健診の最中、病院で久しぶりに元カレの妹と鉢合わせした。 彼女は私の膨らんだお腹を一瞥すると、昔と変わらず口を尖らせて私を非難した。 「いい年して、まさかのお腹の子を抱えて逃げるなんて。桐生家の跡取りに何かあったらどうするの?少しは分別をわきまえて、いつまでも兄さんに心配かけさせないでよ」 でも、彼女はきっと忘れているのだろう。 一年前、母が重病を患い、唯一の願いは私の結婚と出産を見届けることだった。 私は全てを投げ打ち、桐生蒼真(きりゅう あおま)にプロポーズした。 結婚式当日、私は白昼から夜まで待ち続けたけれど、届いたのはたった30秒のボイスメッセージだけだった。 「結婚式には行かないし、君と結婚するつもりもない。これは絵美里をいじめた罰だ」 母は蒼真の身勝手な振る舞いに激怒し、心筋梗塞でこの世を去った。 母の葬儀を終え、全ての痕跡を消し去り、わずかな家財道具を抱えて海城市を去った時、蒼真はまだ杉本絵美里(すぎもと えみり)と海外でスキーを楽しんでいた。 それなのに、今になって蒼真の妹は私にこう告げるのだ。 「兄さんは毎月、大半の時間をかけて遠くまであなたを探しに行ってたのよ。75キロぐらいの体重が一年足らずで10キロも痩せ細ってしまって。ずっとあなたがいいって。お義姉さん、今回戻ってきたんだし、兄さんと仲良く暮らしてよ」 私はふわりと微笑み、指輪をはめた手を掲げて見せた。 「ごめんなさい。私、派手な人間じゃないから、結婚式も盛大にはやらなかったの。特に、知らせていなかっただけよ」
Short Story · 恋愛
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夫の祝い日は娘の命日になる

夫の祝い日は娘の命日になる

幼稚園が火事になった。4歳の娘がその中にいる。 何度も消防士である夫に言った。「鈴木美咲は2階のクラスにいる!」 なのに、彼は苛立った様子でこう言い返した。「お前、俺が佐藤莉奈の娘を助けるのを邪魔しようとしてるだろ。お前って本当にひどいやつだな。 莉奈はとても繊細なんだ。彼女が娘を失うなんて見てられない。 もし娘を失ったら、彼女は死んでしまうんだ!」 その夜、彼は初恋の相手である莉奈の娘を抱えて火の中から出てきて、英雄になった。 私が夜中、娘の骨を抱いて泣き崩れ、気絶するまで彼はずっと莉奈のそばにいた。 「鈴木翔太、お前に一生後悔させてやる!」
Short Story · ラノベ
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支配されて、快楽だけが残った身体に、もう一度、愛を教えてくれた人がいた~女社長に壊された心と身体が、愛されることを思い出

支配されて、快楽だけが残った身体に、もう一度、愛を教えてくれた人がいた~女社長に壊された心と身体が、愛されることを思い出

支配されて、快楽だけが残った身体に、もう一度、愛を教えてくれた人がいた。 ――女社長に壊された心と身体が、愛されることを思い出すまで。 藤並蓮は、家族を守るために自分を売った。 支配され、壊され、快楽だけを刷り込まれた身体。 それでも、心の奥には「愛されたい」という願いが残っていた。 湯浅律は、その手を離さなかった。 守るだけではなく、共に並ぶことを選んだ人。 ただ抱かれる夜ではなく、「生きていい」と思える夜を、藤並に与える。 支配か、自由か。 快楽か、愛か。 壊れたまま終わるか、もう一度、立ち上がるか。 これは、傷ついた心と身体が、 「好きだ」と言っていい未来を選ぶまでの物語。
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