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恋のマッチアップ14

Author: 相沢蒼依
last update publish date: 2025-12-19 11:34:48

顔面に喜びを示すような笑みの背後で、バスケットボールがゴールポストに吸い込まれるのを、自分の目でしっかりと確認した。

(――指先に残る確実にゴールするこの感覚は、いつ以来だろう……)

右腕を突きあげながらその場で固まる俺に、加賀谷が攫うようにぎゅっと抱きついた。

「笹良、できたじゃないか!」

あげっぱなしにしている右腕を加賀谷の左手が掴み、意味なくぶらぶら揺すった。

「やっ、これは偶然だろ」

「シュートするときに、筋肉の引きつりを感じたか?」

あらためて訊ねられられることに首を捻りながら、きょとんとしてしまった。

「筋肉の引きつり?」

「おまえがシュートを外す、原因になっているものだ。余計なことをグダグダ考えた途端に出るだろうと思ったから、シュートすることだけに集中させようと、パスし続けてみた」

自信満々に言いきったセリフを聞き、開いた口が塞がらない。

(俺はまんまと加賀谷の考えどおりに、行動させられたということなのか)

「笹良の動きは繊細にできてるから、ちょっとでも何かあると、簡単にバランスを崩すんだ。過去の失敗の経緯を聞いて、それが足を引っ張ってるのがはっきりとわかった
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