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恋のマッチアップ5

Author: 相沢蒼依
last update Petsa ng paglalathala: 2025-12-10 07:20:21

***

「笹良に話があるんだ」

加賀谷に変なことを言われて以来、気持ち悪くて思いっきり避けていた。それなのに、こうしてしつこく話しかけてくる。

「悪いけど、話をする気になれない」

持っている文庫本に視線を落とした。目の前の相手をスルーすべく、栞を挟んだページを素早く開き、印刷された文字を追いかける。

「弁解させてほしいんだ!」

「弁解?」

必死な様子を表すような声色を聞いて、仕方なく顔をあげた。加賀谷は俺を見ずに、落ち着きなく両目を泳がせながら口を開く。

「心にもないことを口走った件について、その……。話の内容が特殊だから、授業が終わってからふたりきりで話がしたい」

ふたりきりで話がしたいというワードに、引っかかりを覚えた。危ない可能性があるのが明白だ。

「加賀谷が俺に二度とつきまとわないと約束するなら、顔を出してやってもいい」

「ああ、約束する。短時間で済ませるから。場所は」

「体育館がいい。今日は練習がオフなんだ」

ふたりきりでも距離がたくさんとれるであろう、体育館を提案したのはナイスだと思える。

「わかった。必ず来いよな」

悲壮感を漂わせながら念押しした加賀谷は、俺
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