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第40話・我が君

ผู้เขียน: 新矢識仁
last update วันที่เผยแพร่: 2026-06-08 05:57:38

 地面におろされた女はへなへなと座り込む。

「うう……我が君……我が君ィ……」

「あと、ぼくのことを我が君とか言うのも禁止」

 絶望的な顔をしてぼくを見上げても、彼女が可哀想だとか、そういう考えはちっとも浮かばなかった。

「ぼくは誰かに忠誠を誓われるような人間じゃない」

「そんな! 我が君はわたくしが唯一の主君と認めた御方! その御方が……!」

「グランディールなら入れてくれると思ったんだろ?」

 我ながら冷ややかな声だ。

「新しい、だけどSランクの町に認められた町。そこなら、自分が入り込めると思ったんだろう?」

「いえ、いえ、決して、そのような」

「残念ながら」

 ぼくはミュースを後ろに従えて、言った。

「君は言ったよね。『新しい町には町民の見本となる騎士が必要』と」

「は、はい! お任せいただければ、全ての町民を我が君の御為に働く忠義深く誇り高い、この町に相応しい人間へと……!」

「それがいらないんだ」

「え」

 ポカンとする女騎士に、ぼくは、面倒くさいけど、言ってやった。

「スキルも、レベルも。この町には関係ない。町が必要で、他のみんなとも仲良くやっていけるなら、それが町民にな
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