18禁小説です。NTRで気分を害される恐れのある作品です。 小学校に入学する前から遊んでいる幼馴染のミサキを、ずっと想い続けている。 毎日、朝の通学路で顔を合わせるのが俺の小さな幸せだ。明るく元気で、男子にも負けないくらい活発なミサキ。彼女が見せる、ふとした瞬間の女の子らしい仕草に、俺はいつもドキッとさせられてしまう。 だが彼女が先輩にされているところを目撃してしまう……
view more俺はマサト、中〇一年だ。小学校に入学する前から遊んでいる幼馴染の女の子がいる。名前はミサキ。性格は男の子っぽく、男子と一緒になって遊んでいるような活発な子だった。そんな彼女を、俺は好きだった。
そんな彼女の昔の夢をいろいろと見た。
広い校庭の真ん中で、ミサキの元気な声が響いた。太陽の光を浴びて、彼女の短い髪がキラキラと輝いている。手に持ったカラフルな羽根つきの羽根を高く掲げ、満面の笑みでこちらを向いている。
「マサト!こっちこっち!」
少し息を切らせながら、マサトは駆け寄った。ミサキの周りには、砂埃がふわりと舞っている。
「何だよ、ミサキ」
「見て見て!今日こそ、絶対100回羽根つき成功させるんだ!」
そう言って、ミサキは勢いよく羽根をつき始めた。パン、パン、と軽快な音が校庭に響き渡る。彼女の動きは機敏で、羽根は空中でくるくると舞い、なかなか落ちてこない。
「すげーな、もう30回以上続いてるじゃん!」
マサトは、目を丸くして見守った。ミサキの額には、うっすらと汗が滲んでいるけれど、その表情は真剣そのものだ。
「まだまだ!見ててよ!」
ミサキはさらに集中して羽根をつき続ける。50回を超え、60回、70回……。周囲で遊んでいた他の子供たちも、何事かと集まってきて、ミサキの様子を興味津々に見ている。
「頑張れー!」
誰かが応援すると、他の子供たちもつられて声を上げた。ミサキは、みんなの応援を力に変えて、さらに羽根をつき続ける。
そしてついに……。
「やったー!100回成功!」
ミサキは、高く羽根を掲げ、両手を上げて飛び跳ねた。その顔は、達成感と喜びでいっぱいの笑顔だ。周りの子供たちからも、大きな歓声と拍手が湧き起こった。
「どうだ、マサト! やったよ!」
興奮冷めやらぬ様子で、ミサキはマサトに駆け寄ってきた。その瞳は、キラキラと輝いている。
「おめでとう、ミサキ! 本当にすごいな!」
マサトも心からそう思った。いつも明るくて頑張り屋さんのミサキが、彼はやっぱり大好きだ。
「ねぇ、次はマサトも一緒にやろうよ! 私が教えてあげる!」
ミサキは、そう言ってマサトの腕を引っ張った。彼女の笑顔につられて、マサトの心も自然と弾んだ。
「よし、やってみるか!」
二人は、再び校庭の真ん中に戻り、羽根つきを始めた。ミサキの元気な声と、羽根の音が、広い校庭にいつまでも響き渡っていた。
その夢は、好きなミサキと二人きりで楽しく遊んでいる夢だった。目が覚めた今も、胸の奥にじんわりと温かい幸せな気分が続いていた。
昔は、大体決まったメンバーで、近くの公園や山で遊んでいたのが懐かしい。
秘密基地を作ろうと、土や湿った落ち葉の匂いが立ち込めるなか、木の枝を運び、笑い声を響かせた。木登りをしては、どちらが早く頂上まで辿り着けるか競い合い、ざらついた木の幹を掌で感じながら、高みを目指した。
日が暮れるまで鬼ごっこをして、汗だくになって家に帰り、夕飯の匂いを嗅ぎながら今日のできごとを話した日々を思い出す。土の匂い、木々の匂い、そして友達と笑い合った声が、今も鮮明に蘇ってくる。
特に思い出されるのは、秘密基地での二人だけの時間だ。他のやつらが帰った後、夕焼けが山を赤く染める中、俺とミサキは小さな木の葉の隙間から漏れる光を浴びながら、肩を寄せ合って座っていた。
「ねぇ、マサト。もし、この基地が宇宙船だったらどうする?」
ミサキがふいにそう尋ね、キラキラとした目で空を見上げる。その真剣な横顔に、俺は少し照れながらも、一生懸命に想像した。
「宇宙船か……じゃあ、俺が船長で、ミサキは副船長な」
そう言うと、ミサキは楽しそうに笑いながら、俺の肩を無造作に叩いた。
「なにそれ! 私が船長に決まってるじゃん!」
そんな他愛もない会話を、俺たちは何時間も続けていた。日が沈み、山の景色が藍色に変わっていく。その静かな時間が、とても心地よくて、このままずっと続けばいいのにと、子どもながらにそう願ったことを覚えている。
最近では部活や塾でみんなバラバラになり、昔のように集まることは少なくなった。それでも、時々時間が合えばメンバーの数人で放課後、公園で遊ぶことはある。しかし、昔のように無邪気に駆け回ることはもうない。ただベンチに座って、他愛もない話をするだけだ。
学校の帰り道、偶然会った友達と公園のベンチに腰を下ろした。少し冷たくなってきた風が、火照った額を通り過ぎていく。
「なぁ、昔が懐かしいよな……山とか駆け回って冒険してたよな」
マサトがそう言うと、友達は遠い目をして、深く腰掛けた。
「そうだな……あの秘密基地、まだ残ってるかな」
「だなぁ。なんかつまらねぇ。なぁ、ミサキは?」
マサトの問いに、友達は少し意外そうな顔をした。
「ああ、陸上部の部活に入ってるから忙しいんじゃないか?」
「マジか……まぁ、あいつに向いてるかもな。走るの早いし運動神経も良いし」
ミサキがグラウンドを颯爽と走る姿を想像する。夕日に照らされて、短く切った髪が揺れる。いつだって元気いっぱいで、マサトたち男子にも負けないくらい足が速かった。
「お前……ミサキの事好きだろ? 毎回、聞いてくるし……」
友達はニヤリとからかうように笑った。心臓がドクンと大きく跳ね、顔に熱が集まるのを感じる。恥ずかしさからか、焦ってしまい、慌てて首を横に振った。
「はぁ!? ふざけんなよ。あんな凶暴女ありえねぇって!」
「ふぅん……でも早く彼女欲しいよな。誰か付き合ってくれねぇかな」
そう言って、友達は空を仰いだ。マサトは何も言えず、その横顔を眺める。沈黙が二人の間に流れ、遠くで聞こえるボールの音がやけに大きく響いた。
そんな話を三十分ほどして、友達と別れ、一人で公園のベンチに残った。夕暮れの光が、色褪せたブランコや滑り台に影を落としている。さっきまで友達と話していたはずなのに、もう頭の中はミサキのことでいっぱいだった。
「凶暴女」なんて言ったけれど、本当は全然違う。あんな風に、無邪気に笑うミサキの顔が、俺は誰よりも好きだ。何かに夢中になっている時の真剣な眼差しも、ふいに見せる少し照れた表情も、全部俺だけが知ってるミサキの一面だ。
彼女の髪から香るシャンプーの匂いを思い出し、胸の奥がぎゅっと締め付けられる。あの頃の俺は、ただ隣にいるだけで幸せだった。でも今は、ミサキの特別な存在になりたい。このままじゃ嫌だ。そう強く思うと、冷たい風が吹く中で、自分の頬が熱くなっていくのが分かった。
もうずっと同じメンバーで遊んでたから、今さら「好き」とか「付き合ってほしい」なんて、仲が良すぎて話せない。そんなことを想像するだけで、顔が熱くなる。恥ずかしすぎて無理だ。ミサキと付き合えれば、どんなにいいだろうか。
とはいえ、毎朝ミサキの通学路に俺の家があるから、彼女がいつも迎えに来てくれる。
明日も、彼女が家の前に立っている姿を想像するだけで、胸の奥が少しだけ温かくなった。朝が来るのが、なんだか楽しみだった。
翌朝、インターホンが鳴った。準備は終わっていたので、カバンを持って玄関を出ると、いつものようにミサキが待っていた。玄関の扉を開けると、そこに立っていたミサキは、マサトの顔を見てにっこりと微笑んだ。朝の陽射しを浴びて、彼女の顔がキラキラと輝いているように見える。「お〜。おはよ」
「おはよっ♪」
機嫌が良いのか、ミサキはジェスチャー付きで手を上げて、満面の笑顔で挨拶を返してきた。その明るく弾む声につられるように、マサトも自然と口元が緩む。二人は連れ立って、通学路を歩き始めた。朝の清々しい空気が、二人の間を通り抜けていく。
「なん? 機嫌が良いじゃん?」
「ん? 別に〜」
「お小遣いでも貰えたのか?」
茶化すようにそう言うと、ミサキは首を左右に振ってから、楽しそうに笑う。
「そんな訳無いじゃん〜」
「どうしたんだよ?」
しつこく聞くと、ミサキは少し頬を赤らめて、はにかむように言った。
「ん〜っと……昨日さ〜……マサトから貰った無くしたって思ってたキーホルダーが机の引き出しの奥に大事に仕舞ってあったのを見つけたんだよね〜♪」
は? なにそれ……。思わず、マサトは足が止まりそうになった。そんなことで機嫌が良くなるのか? それに、俺からのプレゼントを大事に仕舞ってたって……? その言葉が頭の中をぐるぐると回り、心臓がドクドクと高鳴り出す。
超嬉しいんだけど……。朝からドキドキすることを言うなよ……。
ミサキと二人で歩く時間は、他愛ない会話を交わすだけでも、とても幸せな時間だった。しかし、これ以上その話をしていると、頬が緩み、ニヤニヤしてしまいそうだ。マサトは焦る気持ちを抑え、慌てて違う話題を探し、口を開いた。
「……最近、忙しそうだな?」
「まぁーねー。部活あるしね」
ミサキはそう言って、マサトに視線を向けた。朝の光を映した彼女の瞳は、きらきらと輝いている。
「土日も忙しいのか?」
「ん……部活は無いよ? どうしてー?」
小首を傾げて聞いてきたミサキの仕草に、マサトは思わず息をのんだ。男の子のように活発で、いつも無邪気に笑う彼女が、ふいに見せる女の子らしい表情。そのあまりのギャップに心臓がドクンと高鳴り、全身の血が一瞬で沸騰したかのようだった。
「なぁ、久しぶりに遊ばない?」
そう口にした瞬間、緊張で喉がカラカラになるのを感じる。もし、もう昔のようには遊べないと、断られてしまったらどうしよう。そんな不安が頭をよぎり、心臓が不安に打ち震えた。
「え? 別に良いけどー♪」
てっきり断られると思っていたので、ミサキの意外な返事に、マサトは思わず喜びの声をあげてしまった。
「マジ!?」
「なに嬉しそうにしてんの」
うわっ、嬉しくて顔に出てた。ミサキにツッコまれ、マサトは顔が熱くなるのを感じる。恥ずかしさからか、慌てて言い訳をした。
「久しぶりじゃん! お前は嬉しくないのかよ?」
少しでもミサキに喜んでほしくて、そう尋ねる。しかし、返ってきた言葉は予想とは違っていた。
「はぁ? まぁ……少しは嬉しいかなぁー?」
ミサキは考える素振りをしてから、別に嬉しくもなさそうな表情で答える。その言葉に、マサトは少し、いや、だいぶショックだった。俺だけがこんなに喜んでいるのか……。胸の奥に、冷たい風が吹き込んだような気がした。
ミサキの言葉に、マサトは少し大げさに肩を落としてみせた。
「なんだよ。少しかよ! ひでーな……」
「にひひ……ウソウソ。嬉しいってばっ!」
ミサキはいたずらっ子のように微笑み、マサトの背中をポンッと叩いてきた。
その叩く力は決して弱くはなく、少し痛い。しかし、彼女の顔は、先ほどとは打って変わって、心底楽しそうで、本当に嬉しそうだった。
なんだ……ミサキも嬉しそうじゃん……よかった。胸を撫でおろす。安堵の波が胸に広がり、さっきまで冷たかった心に、再び温かい血が巡っていくのを感じた。
「痛ぇな。まったくミサキは……乱暴だよなー」
今度は嬉しさを表情に出さないように、抑えながら文句を言って誤魔化した。
「これくらいで痛がるなよー」
ミサキは呆れたように笑いながら、もう一度マサトの背中を叩く。その仕草に、マサトはまた少し胸が温かくなるのを感じた。
「そんな乱暴だと彼氏が出来ないぞ」
そう言うと、ミサキは頬を赤く染め、少し俯いて小さな声で言った。
「うっさい……」
ん? ミサキが恥ずかしがってる? 彼氏でもできたのか? 頭の中で警鐘が鳴り響く。心臓が嫌な音を立てて、ドクン、ドクンと鼓動を早める。まさか、そんなわけないよな……。
「何だよその反応……彼氏が出来たのか?」
心臓がドキドキと嫌な音を立てる。マサトは恐る恐る、ミサキの顔を覗き込んだ。
「……な、訳ないじゃん……」
ミサキはそう言って、視線を逸らす。おいおい……その微妙な反応……なに? 否定はしているけど、少し言いよどんでいる。好きな人でもできたのか? マサトの胸に、ざわめくような不安が広がっていくのを感じた。
ミサキの言葉に、マサトはなんとか震える声を絞り出した。
「だ、だよな……」
モヤモヤとした気持ちを抱えたまま、二人は学校に着いてしまった。ミサキは軽く手を振って教室へ向かう。その元気な後ろ姿を見つめながら、マサトは決意する。このままじゃ嫌だ。帰りに探りを入れてみるしかない。
「なぁ。今日、一緒に帰らないか?」
下校時間になり、マサトは昇降口でミサキを待っていた。声をかけると、彼女は少しだけ顔をこわばらせた。
「え? あ……わたし部活だし」
「んー、待っててやるよ?」
「悪いし。別に……良いよ……」
明らかに様子がおかしい。いつもなら「おー、いいよ! わるいなー♪」と快く返事をするはずなのに。何か都合でも悪いのだろうか。マサトの胸に、またもや不安がざわめく。
「陸部の部室の近くで待ってるぞ」
「うん……勝手にすればー」
そう言って、ミサキは小走りで体育館の方へ向かっていった。
「ああ、勝手にするなー!」
マサトはため息をつきながら、ミサキの後ろ姿を見送った。一体何が隠されているんだろう。不安の渦が、彼の心を支配し始めた。
「うわー、また期待してんのかよ。ぐちゅぐちゅじゃねーかよ」 先輩はわたしの下着に染み込んだ濡れた跡を見て、心底愉快そうに笑った。その顔は、わたしを嘲笑っているように見えた。わたしは、ただただ羞恥に耐えるしかなかった。 先輩の指がくちゅくちゅと音を立てるたびに、わたしはその快感で膝から崩れ落ちそうになった。先輩はわたしの腕を掴み、そのまま床へと押し倒す。埃っぽい床に背中が触れ、ヒヤリとした冷たさが全身に広がった。「んんっ……や、ぁ……」 声にならない喘ぎが口から漏れる。先輩はわたしの下着をずらし、そのまま濡れた部分に熱い指を這わせた。「ぐちゅぐちゅじゃん。もう限界だろ?」 先輩の指が、粘つく蜜を掬い上げるように奥へと侵入してくる。ジュプ、ジュプと下品な水音が空き教室に響き渡り、わたしはただ体を震わせることしかできなかった。「ひっ、あ、んんっ……」 指が狭い入り口を押し広げ、奥を抉るように動くたびに、全身に電流が走ったような快感が駆け巡る。視界が白く霞み、頭の中が真っ白になる。「はぁ、ひゅ、あ……!」 何度目かの突き上げで、わたしの身体は激しく痙攣した。意識が遠のき、ぷしゃぁぁと熱い液体が溢れ出すのを感じる。わたしは行為が終わると一人残され空き教室で全身から力が抜け一人でぐったりと息を吐いた。 その日の放課後、わたしは誰とも顔を合わせたくなくて、一人でいそいそと帰路についた。いつもの道も、今日はやけに長く感じられる。そんなわたしの背中に、聞き慣れた声がかけられた。「なぁ。大丈夫か?」 振り返ると、そこにはマサトくんが立っていた。彼の心配そうな瞳に、わたしは思わず俯いてしまう。「……だ、大丈夫。ちょっと疲れてるだけ」 わたしは精一杯の笑顔を作ろうとしたが、顔の筋肉がひきつるのを感じた。「そうか……。無理すんなよ。土曜日、時間あるか?」
先輩の言葉が、グサリとわたしの心に深く突き刺さった。彼が言う通り、付き合っているマサトくんとでは、一度もこんな風にイったことはない。快感の余韻に浸るどころか、いつも物足りなさを感じていた。 身体を絶頂の余韻で震わせながら考えていると、先輩の熱く硬いものがにゅるりとわたしの奥に入り込んできた。熱い塊が中を満たし、思わず身体を震わせてエッチな声を上げてしまう。「ひゃっ、ふ、ん……」 先輩はわたしの背中に顔を埋め、激しく腰を動かし始めた。奥を突き上げられるたびに、身体が勝手に跳ねてしまう。苦しさと快感が混ざり合い、喘ぎを堪えようとしても、甘い声は漏れ出てしまうばかりだった。「ひぅ、ひゅっ、はぁ、んっ……」 先輩の荒い呼吸と、自分の喘ぎ声だけが、静かな空き教室に響いていた。 後ろから激しく突かれ、身体は先輩の動きに合わせて揺さぶられる。先輩の熱い吐息がわたしの耳にかかり、そのたびにゾクゾクと全身が粟立った。突き上げられるたびに、身体の奥が痺れるような快感に襲われる。「は、ひゅっ、んんっ……やぁ、あ」 わたしは必死に声を堪えようと口元を押さえたが、先輩はそんなわたしの様子を見て、さらに意地悪く腰を動かした。「そんなに我慢すんなよ、全部吐き出せよ」 耳元で囁かれたその言葉に、わたしの理性の糸はぷつりと切れた。羞恥も何もかも吹き飛び、ただ快楽だけを求める動物のような声が喉から漏れる。「あ、ぅぁああああああ! んんっ、ひぅ、やだ、もっと……!」 気がつけば、わたしは先輩の制服を必死に掴んでいた。先輩は、わたしの言葉に満足したように笑い、さらに深く、激しく突き上げてくる。壁に背中を打ち付けられ、その衝撃が全身に響き渡った。「はぁ、ひゅっ……! や、ぁ、あ……!」 熱い塊が、身体の奥を何度も何度も突き上げる。その度に、わたしは絶頂へと向かう坂道を転げ落ちていくようだった。 あの
翌日、学校の廊下で先輩とすれ違った。彼は口元をニヤニヤと歪め、視線で全身を舐め回すように見つめてくる。ぞっとするほど気分が悪くなったわたしは、同時に昨夜の行為を嫌でも思い出してしまう。先輩の吐息、肌の感触、甘い言葉が脳裏にフラッシュバックして、吐き気がこみ上げた。 最悪なことに、部活に行けばまた先輩と顔を合わせなければならない。また強引にエッチなことをされるのではないかと思うと、気が重くて足がすくんだ。逆らえない自分がいることも、また苦しかった。部活を休んで帰ればいいだけなのに、なぜかその選択肢が選べない。 昼休み、友達と他愛のない話をしていると、嫌なことも少し忘れられた。このまま時間が止まればいいのに、そう願った矢先だった。教室の扉が開き、そこに先輩が立っていた。クラス中の視線が一斉に先輩に集まる。彼はそんなことなど気にも留めず、こちらを見て手招きした。彼のことを知らない友達は、羨ましそうな顔でわたしを見送ってくれる。わたしは心の中で「違う」と叫びながら、その場を後にした。「なんだよ、その顔は。せっかく会いに来てやったのによ」 先輩はわたしの顔を見て、楽しそうに笑う。その笑顔が心底気持ち悪くて、吐き気を堪えるのに必死だった。「……たのんでいません。嬉しくありませんし」 絞り出した声は、自分でも驚くほど冷たかった。しかし、先輩はわたしの言葉など意にも介さず、ニヤニヤとした笑みを崩さない。「ちょっと付き合えよ。付いてこい」 その言葉で、これから起こることが頭をよぎった。頭では「嫌だ」と強く拒否しているのに、わたしの身体は勝手に彼の後を追ってしまう。自分でも理解できない。もしかして、あの快感を求めてしまっているのだろうか。そんなことを考えているうちに、想像通りの人気のない空き教室へ連れ込まれた。埃っぽい空気が鼻腔をくすぐり、窓から差し込む光が、床に積もった塵を浮かび上がらせていた。 空き教室に連れ込まれたわたしは、先輩の言葉に耳を疑った。「午前中にすれ違っただろ? お前良い顔してたからよ、昼飯食べて満腹になったら思い出しちまってよ。お前のエロい姿をよ。アソコが大きく
俯いて涙を流すミサキを、先輩は何もなかったかのようにその場に置いて帰っていってしまった。ミサキは一人、地面に座り込んだまま嗚咽を漏らす。雨が降り始めたのか、冷たい雫がミサキの頬を叩き、地面に染みを作っていく。「ううぅ……なんで、こうなっちゃったの? わたしが何をしたの?」 別に、先輩に優しくしてほしいわけじゃない。好きでもないし、むしろ嫌いで顔も見たくない。ただもう、解放してほしいだけなのに。放っておいてほしいだけなのに。「はぁ……何が原因だったんだろ……?」 そういえば、マサトがよく言っていたことを思い出す。『お前は、そんな男っぽい性格で振る舞ってるけど、見た目は可愛いんだから気を付けろよ』と。 ミサキはその言葉を無視し、更衣室が混んでいるからと、体操服を着たままバッグと制服を抱えて空き教室を探し回っていた。これから着替えるのがバレバレだっただろう。着替えるなら、人が来ない場所に行くのもバレバレだ。それで、人が来ない空き教室に入った自分が悪かったのだろうか。わたしの着替えなんて見たい人いない、そう思っていた自分が、本当に馬鹿だった。ミサキは、雨に濡れながら、後悔の念に囚われていた。 様々な考えが頭を巡り、落ち込みながらもなんとか立ち上がろうと腰を上げた。その瞬間、ミサキの股からドロッとしたものが溢れ出てくるのが見える。それは、先輩から何度も中で出された大量の精子だった。太ももにもつーっと伝って垂れてくる。その光景を見ているだけで、ミサキは心が拒絶しているのか、ひどい吐き気を感じた。 ミサキは、先輩によってぐちゃぐちゃに汚されたアソコを、かろうじてティッシュで拭き、身なりを整えてベンチに座った。ぼんやりと空を見上げていると、マサトがミサキを探し回ってくれていたらしい。「おい。ここで先輩と待ち合わせなのか?」 マサトの問いに、ミサキは咄嗟に言葉を否定する。「ち、違うってばっ。散歩してて休んでるだけ……」「そうなのか? 随分と、ぐったりしてるし……大丈夫なのか?」「うん……ちょっと歩きすぎたのかも……べつに大丈夫だよっ」 マサトと話していると、ミサキの心に罪悪感が押し寄せてくる。彼の顔をまともに見ることができない。嘘をついている自分が、本当につらかった。「先輩と公園で約束してただろ? どこの公園なんだ? これから行くつもりなのか?」 マ
「嫌だって言う割には、触る前から濡れてるぞ? で、昨日は好きな人に入れてもらったのか? 俺が出した穴で……?」「関係ないでしょ……」「へぇ〜。その反応だと入れたんだな……。俺がたっぷり出した穴で、気持ち良いって彼氏に言ってもらえたか?んで……これからまた、たっぷり出された後で、彼氏に使用済みの穴で、彼氏がソレを入れて、俺の精子で擦られて気持ち良いって言って、また同じ穴で出されるのか?あはは……彼氏は何も知らずに最高だな……毎回俺の後だって知らずによ。んで、知らずに俺の精子が入ってるのも知らずに、舐めて濡れてるって勘違いして興奮して喜んでるんじゃね? お前の俺の精子を舐めて美味しいってよ。最高だな」 ミサキは最低で酷い言葉を投げつけられているのに、アソコがくちゅくちゅと音を立てるほど濡れていくのを感じていた。先輩に触られると、すぐに気持ちよくなってしまう。わたしも最低だね……。こうなること、本当は分かっていたのに、マサトと付き合うと言って喜んでしまった。先輩のアレを舐めた後でキスもしたし、口の中で出された後にも舌を絡ませたりした。そんな自分は、本当に最低だ。「そんなことないっ! いや……やめてっ! もう、彼氏と以外はしないっ!」 ミサキの言葉に、先輩は楽しそうに笑いながら言った。「そんなことを言ってても、初めての時もそんなことを言ってても、毎日、俺の所に通ってるじゃん」 違う。脅されて、仕方なく来ているだけだ。今は、マサトと付き合って、彼女になったんだ。マサトの彼女なのっ! ミサキはそう心の中で叫び、マサトの元に帰らなければと強く思った。彼の腕の中に帰りたい。彼の優しさに包まれたい。先輩の冷たくて、下卑た笑みから逃げ出したかった。「こんだけ濡れてれば、もう入るだろ……。それにしても、毛も生えてない小さな子供みたいな割れ目なのに、少し触っただけなのによ……こんなにドロドロでグチャグチャに濡らして、エロい汁が垂れてるぞ?挿れて欲しくてお前の穴がヒクッヒクッておねだりしてるし、もう入れるぞっ。早く尻をこっちに向けて出せよ」 先輩に酷い言葉を投げつけられ、触られているうちに、ミサキはまた抵抗することができなくなった。されるがままの状態で、何も言い返すことができない。マサト、助けて。マサトの彼女なのに……。 昨日のマサトに触られている時よりも、先輩に触られて
こんな出来事を、マサトに話せるわけがない。先輩との行為を見られても、まだミサキのことを好きだと言ってくれる。付き合ってほしいと、あんなにも優しい瞳で言ってくれたのに。先輩との時間が気持ちよかったなんて、絶対に知られたくない。毎日のように犯され、快楽に溺れてしまったことも、マサトには知られたくない。 今でさえ、ミサキが先輩に犯されているのを見て、ショックのあまりマサトのソレは萎えてしまっている。先輩が話を盛って嘘を言っていると、ミサキが必死に嘘を言っても、マサトのソレは大きくならない。このまま真実をマサトに知られてしまったら、きっとすべてが終わってしまう気がする。マサトとの関係も、マサトへの想いも。それは絶対に嫌だ、とミサキは心の中で叫んだ。「マサト……これから、どうするの?」「え? なにが?」「先輩……なにか秘策があるって言ってたけど、何をするの?」「あぁ、あのエッチをしてる動画をバラ撒くって脅せば、あいつも引き下がるだろ?無理やりエッチをさせてるわけだし」 それは、まずい。先輩も動画を撮っていた。それに、ミサキ自身が「気持ち良い」とか「我慢できない……入れて」と懇願している動画も撮られている。もしマサトが先輩に動画を見せたら、反撃されるだけで終わってしまう。そんなことをすれば、きっとマサトはミサキに幻滅するだろう。そんなの耐えられない。「そ、そうなんだ……上手くいくといいな……」「ミサキ、顔色悪いぞ?やっぱり今日、初めて……無理やりエッチされて、具合が悪くなっちゃったんじゃないか?」 ミサキは俯いて、小さく首を横に振った。ごめん、マサト。初めては、とっくの昔に奪われちゃっているんだよ……。マサトの言葉が、ミサキの心に重くのしかかった。「あ、そうかも……少し休んでるから、お風呂入ってきちゃえば?」「あ……そうだな、ちょっと待っててな」 マサトがお風呂に入っている間に、ミサキはマサトのスマホから動画を消去してしまった。自分と先輩がエッチをしている動画をマサトが持っているのも嫌だったし、もしマサトが先輩に見せに行って、先輩のスマホにある動画を見せられたら最悪だ。そんなことになれば、マサトとの関係は完全に終わってしまうだろう。ごめん……マサト……。 やがて、マサトがお風呂から上がり、部屋に戻ってきた。「具合はどうだ?」「あ、うん。少し良く
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