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第416話

مؤلف: 小粒キャンディ
柊馬は一花が自分を止めようとしているのが聞こえていないかのようだった。

この時初めて彼は一花の気持ちを考えなかった。

一花は突然、柊馬がもし自分を騙していたらどうするか尋ねてきた時のことを思い出した。

「だから?」

一花も彼の言葉を否定することはせず、小さな声で聞き返した。

彼女の声からは余計な感情など聞き取れなかった。

まるで嵐の前の静けさのように落ち着いていた。

「だから……」

柊馬は言葉を詰まらせた。その声は普段の優しさではなく、まるで人が変わったかのように冷たかった。「だから、君が俺の本性を知って結婚したことを後悔しているのなら、俺たちの関係もここまでにしていい」

彼は視界の隅で一花を見た。

一花は首を垂れて、怪我をしたほうの手を微かに動かした。

柊馬はさっきのことを思い返したくなかった。もし、あの瞬間自分が我に返っていなかったら……一花は無事に今目の前に座っていなかったのではないか?

彼は最近今までにない幸せな時を過ごしていた。

しかし、夢から覚める時が来たようだ。

いくら彼がその幸せにしがみついていたいと思っても、それは……

自分のために、幸せ
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