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第50話

月子は、抑えきれない怒りがこみ上げてきて、思わず理恵の手首を強く握り返した。

「おばさん、彼女のこと本当に大事にしてるんだね!」

理恵は、月子の目に宿る怒りにたじろいだ。

いつも賢くて素直でしっかり者の月子が、こんなに取り乱すなんて……

「こっそり彼女を甘やかしたり、愛したり、気遣ったりするのは構わない。でも、お願いだから、私に見せないでほしいの。これだけはお願いできる?」

後半の言葉は、月子はほとんど一語一句噛みしめるように言った。

こんなに真剣に頼んでいるんだ。簡単なことだし、理恵ならきっと聞いてくれるだろうと月子は思っていた。

しかし、理恵は口を開くと、「でも……」と言いかけた。

ためらいと困った表情を浮かべているが、承諾する様子はない。

月子の怒りは、まるで行き場を失い、ぐるぐると巡りながら虚しく消えていくほかなかった。

彼女は急に静まり返り、怒りはすっかり消え失せた。

月子は理恵をじっと二秒ほど見つめた後、何も言わずに踵を返して出て行った。

理恵も久しぶりに姪に会ったので、色々話して一緒に過ごそうと思っていたのだ。

月子がそのまま出て行ってしまったの
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Kommentare (2)
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明子
見る目無いよね。経験が、何事においても糧になると思います。が、...
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YOKO
なんか読んでて辛いな。 この手の話て夫が妻を完全無視して好き放題し愛人ばかり投資するてのが腹立つのよ!
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