LOGIN「相変わらず速いな、レクス」
楽しむかのような声でアーコブは眼前の男──レクスに言葉を放った。 すると、レクスはその強面《こわもて》で鋭い目線をただ真っ直ぐにアーコブに向けた。 その重厚で鋭い目線は彼が歴戦の戦士であるということを一目で俺に理解させた。 「あんたらの反応が遅いだけだ。で、俺を呼び出して何の用だ?」 両肩に圧がかかったのを感じた。 (…………) 俺は思わず目を細くして彼だけを捉えた。 それは自身がレクスを『戦闘者』と認めているという感覚を残した。 機嫌の悪さを隠さずにレクスは用件だけを聞く。 そして、アーコブがどんな言い方をするのか……。それを想像していると、またもや今晩の夕餉《ゆうげ》を聞くように軽い口調でレクスに指示をする。 「そこにいる青年の実力を見たい。少し相手してくれ。 レクス、お前はこの村で最強の、まとう魔術師だ。お前に一矢でも報えるかどうかで、彼をお前の部隊に入れるか決める……」 そのアーコブの一言でレクスはその眼差しをこちらに向ける。 これほどの人物を前に、俺は怯みそうになった。 (おそらく、前世で暗殺したどんな戦闘者よりも強いな……) しかし、冷静になって俺はレクスのことを評価すると、怯むことを『暗殺者』が拒否する。 レクスの品定めするような目線があらゆる所を俺を針のように突き刺した。 しかし、ほんの数秒で視線を外すと目を瞑る。 そして、ため息をひとつ。 「じいさん、俺は別にサディストじゃねぇんだ。こんな青臭いガキを痛めつけて喜ぶ趣味なんて、俺にはない」 レクスは単に俺を見てこう判断したのだ。 『戦う価値無し』と。 だが、あくまでもレクスと戦わせたいようでアーコブは話を続ける。 今度は声色を冗談交じりで軽口を叩くような感じで……。 「つまり……その青年に勝てる自信がないと?見損なったぞ。レクス?」 「違う話にすり替えて俺をやる気にさせようとしたってそうはいかねぇぞ?」 レクスは首を左右に動かしながらうんざりするような顔をして首を鳴らしながら『あぁ』とめんどくさそうな呻き声をあげる。 「俺が負けるわけねえだろ……。だがな?実際その身なりで見た目以上のそこそこの実力を持っているのは分かる……。けど、それだけだ。それ以上でもそれ以下でもない」 レクスが僅かに呆れたような嘆息の声を出すが、それだけだった。 あくまでも俺と戦うつもりは無いらしい。 だが、暗殺者として今まで戦ってきた者達に『その感覚すら』感じ取らせたことの無い俺からすれば、俺を『そこそこ』と感じ取ったレクスに対して油断は出来ないと思った。 すると、アーコブが俺をちらりと見る。 どこか、楽しげな目つきだった。 「自信家は、一度痛い目を見ないと分からないってことですか?アーコブさん?」 「ほう……今、何て言った?ガキ?」 アーコブの狙い……が見えた。 挑発させることで、レクスの“戦いたい理由”を作るつもりか。 少し気が引けるが乗ることにした。 「口だけなら誰でもなんとでも言える……。あなたのような強いひとなら、その言葉を有言実行するべきでは?俺は別にボコボコにされようと泣き出したりはしない……。でも……あなたはどうですか?」 俺は嘲笑うかの笑みを浮かべながら、人指し指を突きつけた。 「アーコブさんの『あなたへの信頼』に、答えず。最初から切り捨てる。……想定外を想定できないほど、あなたは臆病なんですか? そんなに言うなら俺と戦ってくださいよ。あなたほどの実力者なら口ではなく……その力で……俺に無謀だったと示して下さいよ?」 「てめぇ……つまりは俺が口だけだと言いたいのか?」 「さあ……どうだろうな」 わざと挑発気味な口調で、仰々しく首を振る。 そんなことは思ってない。 俺には殺し屋としてのプライドはある。 ならば、この男にも戦闘者としての仮面《プライド》があるはずだ。 「ガキが……舐めた口利きやがって。本当に後悔しないな?やめるなら今のうちだぞ」 額に浮かぶ血管。射抜くような凶暴な視線。 でも怖くはない。この瞬間が来た時点で── 俺の“勝ち方”は決まっていた。 「……」 俺が口の片方だけ口角を釣り上げて睨むように笑う。 それを見たレクスも同じように口を歪めて……。 「いいだろ。ガキ……?お前の挑発に乗ってやるよ」 俺が無言で頷くと……。 レクスは今から俺を蹂躙するであると信じて疑わない目でモノを言いながら、承諾した。 こうして、俺とレクスの決闘は決まった。 ___________ 広場でレクスが、首を鳴らしながら拳を握る。 対して俺は、無表情のまま、レクスの動きだけを見ていた。 野次馬が集まりだして巨大な円を作り出す。 そして口々に『レクス様が決闘するらしいぞ?』、『誰だ……?あの子は?』 などと騒ぎ始めた。 「ソル、武器は必要か?もちろん、殺しは無しでな」 「……ナイフで」 俺が小さく呟くと、アーコブが手をパンパンと叩くとすぐさま野次が止まった。 「料理用でもかまわない。誰か、渡してやってくれ」 その村長の命令を聞くと皆、辺りを見回して誰がナイフを貸すか注目する。 すると、野次馬のひとりが人々をかき分けてナイフを差し出してきた。 「刃は研いであるけど……元がなまくらだからな。役には立たないと思うよ?」 「これで十分です。ありがとうございます」 ナイフを貸してくれた野次の一人に礼を言うと俺は前の世界でもはや癖となっている構えで……。 ……俺はナイフを構えた。 ナイフを握ったというのに少しも刃物に恐怖を感じてない様子を察知したのか……。 それともただ単に道化が武芸の真似事を始めようとするのを見る観客のような気分になったのか。 「おいおい、ガキ。そんな玩具《おもちゃ》で俺と渡り合う気か?今からでも武器変えていいぞ?」 レクスが半笑いで声をかけてきた。 だが、既に俺は頭の中で全てを予期したかのようにひとつの着火剤をレクスにつけた。 「いいから、来いよ……」 「あ、そうか……ぜってぇ泣かすからな?ガキ……がぁ!!」 レクスが今までのやり取りが嘘のように戦闘の始まりを感じさせる声を叫んだ瞬間、やつの姿が消えた。 そして、その刹那。 瞬きも遅く感じるほどの速さでレクスは一瞬で俺との距離を殺すと懐に潜り込んでいた。 浮き上がる筋肉の筋に血管が大きく膨張して俺に普通だったら不可避の一撃を叩き込んでくる。 その拳の軌道はギリギリ見えた。 正確に鳩尾に一発。フェイントの動きは筋肉や骨格の動きからまず無い。 潜り込んだ方法はおそらく魔法。 フェルータの話通りなら、“個人固有の概念”が魔法になる。 肉体強化か、移動系の補助か。 どちらかで距離を殺してきたのだろう。 レクスの巨躯。 プライドと自惚れで張りつめた屈強な体つき。 俺を“ボコれる”と信じている立ち方。 ……なら、あいつの魔法は移動速度で間合いを詰め、肉弾戦に持ち込み、力で沈めるタイプ。 初めに言っておく。 俺は戦闘者ではない。 あくまでも暗殺者だ。 だから、ひと目で警戒されるような程、筋肉や体格を鍛えてない。 故にこの見た目以上の力はない。 だが、俺は技術の習得の全てに。 反射的な神経の動きとそれに反応できる筋肉の動きは極限にまで修練したつもりだ。 だから、例えば、一撃で戦闘不能にしてくるであろう場所……。 人間なら大きくわけて3箇所。 脚部。腹部。頭部だ。 拳が来る場所は決まっているなら……。 ───避けれないというイメージとともに行動にすること出来なくない!!! 来ると分かっていれば、反応は可能。 それが出来るということは……。 体がその反応に見合っていれば避けることなど容易い。 鳩尾に拳が触れた瞬間、後ろへ大きく跳ぶ。 どんな名人でも質量がある攻撃をいなせば振り抜いた瞬間に隙が出来る。 この世の絶対的ルール。 慣性《かんせい》の法則という物理学からは魔法を以《もっ》てしても抗えないはずだ。 その動作に乗せてナイフをカウンターでお見舞いする。 (このタイミングだ!!) 『攻撃を当てた』と確信した瞬間に、すぐさま回避へ移れる者はいない。百パーセント、カウンターが来ると予知していなければ不可能な動きだ。 狙いはやつの右耳の皮一枚。 「シッ……!!」 俺は殺気が己の意思から漏れ出る声が出たのを感じた。 そしてナイフを精密にコントロールして自身が望んだ軌道へレクスの動きも計算のうちに入れて予測して振り抜いた。 その瞬間は大振りな拳を振り抜くために両足をレクスが大地に踏みしみめた瞬間。 「……!!」 だが、流石と言えるであろう。 俺の不可避のタイミングであったはずのカウンターに対してレクスが目線を合わせる。 ナイフが届くが先か。 ……それとも、レクスがまた消えるのか先かーーー だが、レクスが消えるほんの前にナイフが肉を掠め、血が滲む。 レクスはようやく、俺の刃が通った事を気がついたが、もう移動を始めようとしていた脳の命令までは止めれなかったみたいだ。 そして、俺がそれを確認した瞬間。 (さぁ、これが殺しだ……次は殺したい……圧倒的にねじ伏せたい……!!そう……こういうやつを殺すのが俺の全てだ!!) どす黒い感情が一瞬、俺を支配した。 だが、レクスが俺の背後に瞬間移動する音が聞こえた時。 自分が、確実に薄汚い暗殺者の仮面を完璧に被っていたことに気が付き……。 ハッとした。 そして、レクスに一瞥《いちべつ》もしないでただ言う。 「なぁ、分かるだろ。殺す気なら、今ので終わってた。……だったら、この勝負は俺の勝ちだ」 俺は振り向くこともしないでその狂気に満ちているであろう仮面をうつ向けて言葉を繋いだ。 野次馬のざわめきが広がる。 『レクス様に傷が……!?』 『あのナイフで?それに今、何が起こったんだ?』 『魔術も使ってないのに、何者だ!?』 それを聞いた途端にレクスから怒気《どき》に満ちた鼻息が聞こえると。 「ガキが!!たまたまが当たったぐらいで調子に乗るな!!もう一度こい……第2ラウンドだ!!」 俺が暗殺者として暗い顔を隠し終えて、振り向くとどうやら耳を触って傷を確かめたらしく、手と耳に血が滲《にじ》んでいた その時、ゆっくりと見物していたアーコブがレクスの前に歩み出して言う 「この後、お前が殺し合いに持ち込めば、"勝てる"かもしれない。負けるかもしれない……。それは死合《しあ》いにならないと分からない。結局、それは最後まで戦わないと分からないからだ。でもこれは「それじゃあ、今度はあのビッググリズリーに向かって魔術を使ってみろ」 深い草むらに身を潜めながら、レクスはうろつく巨獣を見据えて顎《あご》をしゃくった。 木々の幹に残された真新しい爪痕《マーキング》と、むせ返るような獣臭。以前アーコブと出会った際にも気配を感じていた個体——この森の生態系の上位に君臨する巨大な魔獣だ。 しきりに鼻を鳴らし、こちらの匂いに気づいている素振りは見せるものの、絶対的な強者であるがゆえの慢心か、自らが『狩られる側』であるなどとは思考の片隅にもないらしい。 のっそりと辺りを見回しているが、俺たちの正確な位置を特定するには至っていなかった。 俺は深く息を吐き、先程レクスの体内を巡っていた『魔術の流れ』を意識の奥底でなぞる。 俺自身の回路で再現しようとしても、あの男の力強い奔流を完璧に模倣することは難しく、威力が落ちることは避けられない。 だが、それでもイメージは結ばれる。 ただ一つ。あの熊の太い首を、正確に刎《は》ね飛ばすことだけを。 淀《よど》みない殺意を『祈り』として具現化し、撃ち放つ。
「よし。じゃあまずは──お前の魔術の質を調べるぞ」 街の外に出て、レクスと俺はひたすらに『獲物』を探した。 しかし、レクスは純粋な戦闘者だからか、俺に比べて気配遮断能力……否、相手をただ殺すための下準備の力が、どう見ても及第点を与えられないほどお粗末なものだった。 そのため、俺がレクスから獲物の特徴を聞き出して探すことになった。 まずは獲物の能力。 嗅覚はそこそこあるが、絶対的な捕食者としての自信ゆえか、接近に警戒を抱くほどの鋭い嗅覚は持ち合わせていないらしい。ただ、目は前に付いているため、距離感を測るのは得意だそうだ。 典型的な肉食獣のものだな。 次に戦闘能力。 レクスの言う通りならば、そこら辺の魔術師の魔術はその剛毛を通らず、普通の武具も効かない。 だから、この生物には『ある感情』が強く表れる。 慢心。 自らが襲われるなんていう想像すらしない。 故にそこに付け入る隙がある。 だが、俺たちがそれを狩るには、魔術が使えることが大前提だ。 「その前に聞いていいですか?俺、魔術なんて無縁の世界にいたんですけど……使えるんですか?」 「ああ、人間である限り使える。条件はひとつ。流れさえつかめばな」 「流れ……?」 (気功みたいなものか?) そう思っているとレクスに腕を突きつけられた。 「ソル。俺の腕を、組ん
「さて……君の実力は、わかった」 場所はアーコブの執務室。 アーコブは椅子に深々と腰を沈み込ませて、一定間隔でトントンとリズムを刻んで指を机に打ち付けている。 まるでなにかに悩んでいるようだった。 そう。扱いに悩むおもちゃでどう遊ぶかを決める子供のような純粋な眼差しで。 しかし、その奥には威厳のある光が点《とも》っていた。 そして、レクスは隣で腕を組み、不貞腐れたまま……けれどもその眼光を依然として鋭くして立っている。 俺も何も言わない。 ただ、二人が沈黙を破るのを待つだけだ。 いや、皆なにも言おうとは考えていないのかもしれない。 その時間がどのくらい流れただろうか……? アーコブが指を打ち付けるのをやめて声を発した。 しかし、先ほどのように気さくに夕飯について聞くような軽々しい感じではなく。 覚悟を決めたような、どこか哀愁に満ちた響きがあった。 「次に──君の立場について話そうか」 きっとアーコブなりに考えた結
「相変わらず速いな、レクス」 楽しむかのような声でアーコブは眼前の男──レクスに言葉を放った。 すると、レクスはその強面《こわもて》で鋭い目線をただ真っ直ぐにアーコブに向けた。 その重厚で鋭い目線は彼が歴戦の戦士であるということを一目で俺に理解させた。 「あんたらの反応が遅いだけだ。で、俺を呼び出して何の用だ?」 両肩に圧がかかったのを感じた。 (…………) 俺は思わず目を細くして彼だけを捉えた。 それは自身がレクスを『戦闘者』と認めているという感覚を残した。 機嫌の悪さを隠さずにレクスは用件だけを聞く。 そして、アーコブがどんな言い方をするのか……。それを想像していると、またもや今晩の夕餉《ゆうげ》を聞くように軽い口調でレクスに指示をする。 「そこにいる青年の実力を見たい。少し相手してくれ。 レクス、お前はこの村で最強の、まとう魔術師だ。お前に一矢でも報えるかどうかで、彼をお前の部隊に入れるか決める……」 そのアーコブの一言でレクスは
「……っ!!」 驚きはしたが、暗殺者としてのプライドがそれを顔に出すことを許さなかった。 それが薄汚れた俺が、この圧倒的な『上澄み』に対して見せられる……唯一の反逆だった。 しかし──まるで夕食の献立でも提案するみたいな口調で、自分の考えを見透かされたことに……。 俺は、奇妙な安堵を感じていた。 さっきまではこの老人をどう倒すか考えていたのに、今はその選択肢を手放した自分に、むしろほっとしている。 そうすれば俺はきっと後悔の念を感じる前にどうにかされていただろう……。 否、そう考えさせられるほどに。 ……このアーコブは、やはり只者《ただもの》ではないという認識が俺の中で強く印象づけられた。 だが、『暗殺者』が最後の抵抗を見せた。 無意識下で交渉の最適解を弾き出し、思考に追いつくよりも早く、即座に言葉を紡いだ。 「意味が分かりませんが?」 だが、その最後の悪あがきでさえ、アーコブの前では無意味だった。 「なあに、私の前でぼかしたり、嘘をついたりする必要はない。境《きょう》の者か?と問うたとき、君は怒らず肯定もせず。普通なら激昂する場面でも、あえてぼかした。だからこそ、私はここまで連れてきた。もし君が“境の者”なら、何かしら反応があったはずだ。なのに、君は何もしなかった。むしろフェルータには心を許し、いろいろ聞いていた。この世界の常識さえもだ」 つまらなそうに書類を眺めながら、アーコブは言葉を続ける。 「故に境の者ではない。そう判断した。ならば君は──久方ぶりに現れた、異世界から来た者だと思っただけだよ」 (……聞かれていたか) そう考えて、俺は天を仰ぎ見る。 そして、自分の失態を恥じた。 (魔法という力が存在している以上、それくらい想定すべきだった……)
後から思い返せば、フェルータとの会話はとても心地よかった。 まるで娯楽の少なかった昔の人間が、吟遊詩人の詩《ものがたり》に魅了されるような時間だった。 そう自覚させられるほど、彼女との小さなやり取りの一つ一つが、魂に染み渡る聖水のように俺の中の『何か』を破壊していくのを感じた。 だが、『暗殺者』の俺はそれに気が付かなかった……。 その時に気がついていたら、後の結末は変わっていたのだろうか? その時の『暗殺者』は舌打ちを繰り返して俺に『真実』を映し出すことはなかった。 まるでお前は絶対に変わることなど出来ないと、呪いをかけるように……。 そこまで感じさせるほどに彼女は、人を疑うということを知らずに育ったのだろう。 そう思った時……ふと、フェルータが最初に震わせていた手を思い出した。 あれは……どういう意味だったのだろう……? 今でも、それは分からない。 否、思い返した時には既に答え合わせは永久に出来なくなっていた。 俺はなんと愚かで傲慢《ごうまん》だったのだろうか? 結局後悔しても俺の本質は変わらないのだ。 ―――――――――――― 『暗殺者』の俺は限りある時間を有効活用して『道具』を利用した。俺の問いにフェルータは空気のように自然に答えてくれていた。 「ここはどこか」 「アーコブという老人は何者か」 「この世界はどういう構造で成り立っているか」 ──そのすべてを。 この村は、《対境《たいきょう》の山脈》に囲まれた森のなかにあるらしい。 地名は“境《きょう》に対する森”。 そしてここは、《エデレン王国》という巨







