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Author: 影畑凛星
last update publish date: 2026-07-24 14:30:39

 電話を切ったあとも、佳苗はしばらく画面を見つめていた。

「朝倉さん」

 課長が席までやってくる。

「先方から連絡があったんだって?」

「はい。契約書の金額が違うと……」

「データ、見せてもらえる?」

「はい」

 佳苗は契約書を開き、課長へ画面を向ける。

 契約金額。

 見積書。

 発注書。

 どれも一致している。

「うーん……」

 課長は腕を組んだ。

「先方が間違えてるとも限らないしな」

「はい」

「とりあえず、もう一度確認してみよう」

「分かりました」

 佳苗は頷き、自分の送信済みフォルダを開く。

 添付したファイル。

 送信日時。

 件名。

 一つずつ確認していく。

(間違っていない…&h

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