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第11話

Author: 浮島
蒼空は、瑛司が自分の側に立つことを期待していたわけではなかった。

けれど、彼が一瞬の迷いもなく優奈の側に立つのを見た瞬間、胸の奥が冷え切る感覚を覚えた。

瑛司はわずかに眉を動かし、細く長い黒い瞳で蒼空を無表情に見つめていた。

蒼空が「彼は絶対に了承しない」と思い始めた、そのとき。

「監視映像を確認しよう」

瑛司の目が細まり、低い声が校長室に響いた。

「ダメ!」

優奈の声が裏返る。

蒼空は鼻で笑った。

「どうしてですか?何をそんなに焦ってるんです?」

「......焦ってない」

優奈の顔が真っ青になり、唇を噛む。

瑛司の黒い瞳が優奈に一度だけ向けられ、その瞬間、優奈はぴたりと口を閉ざした。

彼はそれ以上何も言わず、校長に視線だけを送り、ソファに腰を下ろした。

長い脚を組み、両手の指を組んで膝の上に置く。

瑠々が歩み寄り、瑛司の隣に立つ。

伏せた横顔から白い首筋が覗き、目には柔らかな情が宿る。

「座れ」

低く艶のある声が落ちる。

瑠々は唇を結び、穏やかに笑みを浮かべて、彼の隣に腰を下ろした。

肩が触れ合うほど近く、親密さを隠そうともしない距離。

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Mga Comments (1)
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長野美智代
学校側は権力者には媚びへつらい、力の無い者には真実を確認せず断罪する。こんな学校潰れるよね。
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