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第411話

作者: シガちゃん
歩実の目に、あからさまな苛立ちが走った。「あなたたち、誰?気安く話しかけないで」

その言葉に、先頭に立っていた短髪の女の笑みがすっと消える。次の瞬間、何の前触れもなく手が振り上げられ、乾いた音が留置場に響いた。

歩実は勢いよく床へ倒れ込む。はっと我に返ったときには、すでに三人に取り囲まれていた。

短髪の女が歩実の髪を乱暴につかみ、無理やり顔を上げさせる。「ここがどこだか分かってるの?その態度はないんじゃない?」

「……ひ、人違いじゃないの?」三人の目に宿る敵意を察し、歩実はとっさに声の調子を落とした。

「人違い?してないよ。あんた、長門歩実でしょ?」女は手のひらを滑らせ、顎を強くつかむ。「自分が何してきたか、忘れたとは言わせないよ」

肩がびくりと震える。歩実は女を突き飛ばした。「何のこと?ここは警察署よ?手を出したら、あなたたちだって無事じゃ済まないわ!」

少し太った女が腕を組み、鼻で笑う。「へえ、ここが警察署だって分かってるんだ。前にあんたも、同じことやらせたくせに」

「……どういう意味?」

一瞬、思考が止まる。

だが、短髪の女は考える隙を与えなかった。鋭く蹴りが
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