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第1423話

Author: ラクオン
礼儀として一応ノックはしたけれど、中でカラオケでもしていたら絶対に聞こえないだろう。

だから来依はノックしてすぐ、遠慮なくドアを開けた。

南たちも後ろから覗き込む。

部屋の中の光景を見て、みんな息を呑んだ。

家の四人の男たちがポーカー卓を囲み、視線が一斉にドアの方へ向けられている。その表情はそれぞれ違った。

海人が最初に口を開いた。進んで入ってきた来依を見て、にやりと笑う。

「ダーリン、どれが気に入った?一人選んでキスしてみて?」

「……」

来依は思わず後ろに下がり、南の胸元にぶつかった。

その時、ふと隣のスクリーンに目をやると、そこには自分たちの個室の映像が映っていた。

「ちょっと、私たちのこと監視してたの?」

海人は細い指でポーカーを持ち、テーブルの上でコツコツと音を立てていた。

相変わらず穏やかに笑いながら、「見てなきゃ、こんな面白い場面に遭遇できないだろう?」

彼女たちはもう酒が入っていた。

静華は元々お酒が弱くて、少しふらついている。明るい部屋の中なのに、何かが変だとずっと感じていた。

小声で言った。「菊池社長の笑顔、なんだか不気味に見える……」
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