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第111話

Penulis: 花朔
「奥様?」

出雲は彼女の前で立ち止まり、にこっと笑った。

「本当に奥様ですね。見間違えたかと思いました」

「出雲......」

紗夜はようやく安堵の息をつき、問いかけた。

「どうしてここに?」

「えっと、母さんのために薬を取りに来たんです」

出雲は袋の薬を持ち上げて見せる。

「奥様はお帰りになるところですか?」

紗夜は頷き、自分の車を見やって少し気まずそうに言った。

「まさか急に壊れるなんて思わなくて......動かなくなっちゃったの」

それを聞いて、出雲は自ら車を確認した。

「エンジンの問題っぽいですね。修理に出さないと。ちょうど、車の工場やってる友達がいるんで、電話したらすぐここまで来てくれて、車ごと持っていけますよ」

言うが早いか、すぐに電話をかけ、場所などを伝え終える。

「奥様の連絡先いただけます?修理できたら、友達から直接連絡が行きます」

紗夜は自分の番号を伝えた。

「そういうことで。頼んだよ」

電話を切った出雲は、OKサインを作って見せた。

「全部手配しました」

あまりの手際の良さに、紗夜は少し驚き、そして感謝した。

「ありがとう、助
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明彦
こいつ、キモ なんか細工したな
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