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第 74 話

Auteur: スイカのキノコ
真依は尚吾にソーダ水を一瓶取り、蓋を開けて自分の水の隣に置いた。

反対側にいた紗月がそっと真依の手をくすぐった。

真依は彼女を見なかったが、掌を広げて紗月に字を書かせた。

【こんなにたくさん水があるのに、ソーダ水だけ渡すなんて。番組でこのブランドのソーダ水は一番安いやつで、ただの埋め合わせよ】

真依ははっと気づいた。

番組の生放送で登場する商品はすべて広告の挿入にあたるのだ。

もともと尚吾と玲奈のスキャンダルは話題性が高く、番組のカメラはきっとこの二人を多く撮って番組の話題を作るはず。埋め合わせのソーダ水なんて、絶好の広告機会を無駄にしている。

だが真依は尚吾の習慣を覚えていた。彼はソーダ水し
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