明けて、日曜日。昨日は連絡をしなかった。絢斗からもこなかった。逃げてはいけない。向き合わないといけない。絢斗があのとき、あのカラオケ屋にいた理由を、直接絢斗の目を見て聞かないといけない。現実に目を背けたままでは、絢斗に向き合えない。それは絢斗が私に対するものだって同じだろう。『今日忙しい?会いたいの』すぐに既読がついた。『夕方からなら。れいなちゃんの家行くわ』塾かな。今度こそ。……本当に?もう疑うの、嫌だ。疑いたくないのに。一度嘘をつかれると、何も信じられなくなる。私、今絢斗を信じられないんだ。こんな日が来るなんて。絢斗は、私の安全基地だった。一番信じられる人だった。なのに、どうして?どうして絢斗は、私に嘘をついたの?答えは薄々わかっていた。私に言えない何かがある。それも、私に知られたら都合が悪くなる何かが。それが昨日のあの一件だとしたら?絢斗は不問だった。菅原くんも、ただ居合わせただけ。そう扱われた。でもあの時の、絢斗の青ざめた表情。あれが全てを物語っていたとしたら。嫌だ。聞きたくない。聞かずに、真実を暴かずに、ただ抱き合っていたい。目を背けたい。全力で目を背けて、何も知らなかった、何も無かったことにしたい。──でもできないんだ。──夕方、18時。「れいなちゃん」ドアを開けてすぐ、絢斗は玄関先で私を包んだ。そのまま唇を塞がれ、強く吸われる。気が遠くなるような快楽に、頭の奥が痺れる。「待って……鍵……」絶え絶えの息で、やっと言えた。絢斗は後ろ手に鍵を掛けた。もう何度も見た手つき。その手つきさえ、愛おしい。流されちゃだめ。でも、もしかしたら、絢斗と抱き合えるのが、これが最後かもしれない。そう思うと絢斗を拒むことなんてできなかった。最後になんかしたくない。でもきっとこれが最後になる。脚をもたつかせながら、寝室のベ
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-10-13 อ่านเพิ่มเติม