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この世で一番ほしいプレゼント‬2

作者: 相沢蒼依
last update 公開日: 2025-10-31 06:08:51

主の誕生日プレゼント

***

昨年、アンドレア様の誕生日に強請られたものは、私が愛用している懐中時計だった。その前の年は万年筆という具合で、身の回り品をアンドレア様はなぜかほしがられた。

「伯爵家次期当主になる貴方様が、わざわざ使うようなものではございません」

そう言って窘めたのに、まったく聞く耳を持たず、「俺の誕生日なのに、おまえはほしいものをプレゼントする気持ちはないのか?」と言い放ち、苛立ったご様子で、私の手から身の回り品を奪取した。

毎年おこなわれるパーティー後に、強引に奪われたプレゼントを思い出しつつ、今年の誕生日パーティーを無事につとめた主の横顔を眺める。

アンドレア様は疲れた面持ちで、昨年プレゼントした安物の懐中時計を眺めながら、大きなため息をついた。

「アンドレア様、お疲れでございますよね? ぐっすりお休みいただけるように、カモミールティーをご用意いたします」

時刻はすでに、午前零時を回っている。昨年以上に来賓の多かった誕生日パーティーは、準備を含め大変だった。たまった疲れを取るべく、少しでも早く就寝していただくために、カモミールティーを手早く用意する。

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  • BL小説短編集   クリスマスラプソディ22

    「なんですか、それ」「なんですかって、そんなことばかり言ったら、ウザすぎると思われても嫌だし、さ」 どうにも堪らなくなって、視線を彷徨うように動かすと、はーっという大きなため息をつかれてしまった。「俺が陽さんのこと、可愛いって言うじゃないですか」「ああ……」 しょっちゅう言われてるので、なんだかなぁと思っていた。「本当は好きって言いたいんです」「ぶっ!」「でも好き好き言いすぎて嫌われたら困るなぁと思って、可愛いに変換してました」 宮本は瞳をくちゃっと細めるなり、縮まっていた距離を埋めるように、橋本の躰に抱きつく。じわりと伝わってくる体温に、橋本は心の底からほっとした。「陽さん、大好きです!」「わかってるって。おまえの気持ちは、ケツに当たるブツと同じだって、言いたいんだろ?」 なんのタイミングで大きくなったのかわからない、宮本自身に困惑しながら、息つぎもままならない状態で告げるしかなく――。「陽さんだって、ほら……。俺と同じになってるじゃないですか」 あっと思ったときには、隠す間もなく触れられてしまった。「陽さんの、しゃぶって可愛がってもいい?」「だっ、ダメだ。おまえのフェラで、すぐにイっちゃうかもしれないから」「我慢せずに、イけばいいのに」 言いながら相変わらずお触りを続ける宮本の両手を掴み、なんとか動きを封じることに成功した。「雅輝と……、一緒にイきたい」「陽さん?」 掴んでいる自身の手に力が入り、宮本の手ごとカタチが変わってしまったモノに触れているため、いやおうなしに快感が駆け巡ってしまう。「大好きなおまえと一緒に感じて、愛されながら一緒にイきたいんだっ」 告げたことや躰の事情が恥ずかしすぎて、顔から火が出そうだった橋本。真後ろで宮本が嬉しそうに、くすくす笑う。「んもぅ、陽さんってば卑猥!」「ど、どこがだよ?」「だって陽さんの中を、俺のが出たり挿いったりして、散々感じさせるってことでしょ?」「うっ。ま、まあな」「卑猥だけど、一緒に感じられるのってやっぱり、愛し合ってるなぁって思えるよね。陽さん、こっちを向いて」 宮本の両手を拘束していた自分の手の力を抜き、モゾモゾしながら寝がりして対面する。

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    「おまえさ……」「はい?」「いや、いい」「言いかけてやめないでくださいよ、気になります!」 瞬時に今後の展開を悟り、言葉を飲み込んだというのに、宮本は橋本の耳元で騒ぎたてた。「陽さん、そうやってわざと意地悪して、俺の気を惹こうとしてますよね?」 橋本を見つめる宮本の視線は、言わないと何かするぞという、脅しのようなものを感じさせる。「別に意地悪じゃねぇよ」「だって好きな人の言葉は、どんなものでも気になるのに。俺が同じことをしたら、知りたくて堪らないでしょう?」「どうだろうな」 言いながら視線を逸らして宮本から逃げると、わざわざ耳元に顔を寄せてきた。「もういいです。意地悪な陽さんなんて知らない!」 宮本は大声で叫ぶなり、握りしめていた橋本の手を放り投げ、ぷいっと背中を向ける。 そこまで怒ってる感じは伝わってこなかったものの、直前までイチャイチャしていたので、余計に寂しくなった。「雅輝……」 逸らしていた視線をもとに戻すと、大きな背中が目に留まる。その肌には自分がつけたらしい、爪痕がくっきり残っていた。散々感じさせらて、しがみつくように宮本に抱きついた記憶がある。「…………」 宮本を傷つけないようにすべく、きちんと爪を短く切ったはずなのに、残ってしまったひっかき傷は、橋本の中にある黒い部分を引き出すものになった。「今の愚痴、江藤ちんに報告するんだろ?」 恋人を傷つけたくないのに、言いたくないことをわざわざ告げてしまう、自分の不器用さに、イライラが増していく。「どうでしょうね」 橋本の言葉を真似したのか、同じ対応をされてしまった。「あのさ、俺……」「――なんですか?」「ふざけていないと、つい口走りそうになってさ」 渋々橋本が話しかけたら、ちょっとだけ顔を向けた宮本。見つめられるその視線に耐えられなくて、まぶたを伏せながら言の葉を紡ぐ。「雅輝が好きだって言いそうになるんだ。その……変なタイミングで気持ちが込み上げるってゆーか、脈略もなく言いたくなるときがあって、すげぇ困ってる」 橋本は一気に言い終えたあとに、ぶわっと頬が熱くなるのを感じた。

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    ☆ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒ ベッドの上で仰向けになっている橋本は、喘ぐ呼吸もままならない状態だったが、懇願せずにはいられなかった。抵抗すると、それ以上に責められることがわかっているので、シーツを握りしめて我慢する。「ううっ、頼むから雅輝、恭介にメッセする気力っ…くらいは残してくれ、よっ」 橋本の自宅に到着後はじまった行為は、いつも以上にネチネチしたもので――。「だって陽さんがカッコいいせいで、俺の性欲が高まりつづけて止まらないんです」「勝手に高まるな! しかもっ、俺の躰がおかしくなるような責め方をするなって」「でも気持ちいいんですよね? さっきから中がヒクヒクして、俺のを気持ちよくしてます」 あきらかにつらそうな顔の橋本を見ながら、宮本は腰をゆっくり前後に動かしつ、意味深な笑みを唇に湛えた。「それはおまえが狙い撃ちするからだろ、変になるっ、ンンっ」「だって陽さんが気持ちいいと、俺も同じ気持ちになるし。もっと変になって」 橋本の両膝を易々と持ちあげるなり、そこを狙ってぐいぐい突っついた。「やめっ、そこばか、りっ」 下半身を捻って宮本の動きをやり過ごそうとした橋本に、自身の肩に橋本の片膝をのせて腰をぐいっと奥に進めた。もう片方の足はベッドに戻すと、フリーになった手で胸の頂きを摘む。「ぅ、んっ!」 ぴくんと跳ねる橋本の躰に連動するように、宮本も上半身を震わせた。「ヤバい、自分で自分の首を絞めてるのがわかるのに、陽さんをどんどん追い詰めちゃう」「おいつ、める、なっ」「追い詰める、よっ、一緒にイこう?」 我慢できなくなったのか、もう片方の宮本の手が橋本自身を激しく扱きはじめた。「あぅっ、あ、ぁあっ…もぅダメっ、イ、くぅぅっ」 快感に身を任せた橋本が宣言通りにイくと、宮本も後を追うように中で爆ぜた。「ま、雅輝っ…あっん…」 達したばかりだというのに、宮本自身から注がれる熱が直に伝わり、妙な高揚感を与える。「おまっ…いつま、でイってる、んだっ」 ドクンドクンと脈を打つようにいつまでも注入されるせいで、どうしていいか全然わからない。先にイってる関係で、先に橋本の躰が冷静になりかけていた。

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