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第381話

Author: 歓乃
凛が採血を受けていると、携帯が鳴った。

海斗からだった。

「海斗」と凛が名前を呼ぶと、電話越しの海斗だけでなく、凛の採血をしていた医師もハッとして彼女を見上げた。しかし、凛はそれに気づいていない。

「美穂子さんから君が柊病院にいると聞いたんだけど、谷口の見舞いか?」海斗の声は低く、どこか冷たかった。

凛は自分の肘の内側の静脈から、真空採血管へと、自分の血が次々と吸い込まれていくのを見つめた。

「違う。今、採血してるの」

「採血?」海斗の声に少しだけ緊張が走る。

凛は淡々と答えた。「うん。さっき偶然にも凄いことを知っちゃって。安心するために、感染症の検査を受けてるの。あ、採血が終わって押さえないといけないから、電話切るね」

電話越しに「わかった」と短い返事が届いた。

電話を終えた凛は、携帯をコートのポケットにしまい込み、採血が終わった場所を、コットンで押さえた。

凛が指先でコットンを押さえていると、医師が結果は一日か二日後にわかるので、また診察に来るようにと言った。

「わかりました」と返事をし、待合席に腰を下ろして血が止まるのを待つ。凛が腰を下ろしてすぐに、一人の中
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ウエダチエ
こんな意外なところで策のお母さんに巡り遭うなんて。海斗も駆けつけるってもうどんだけ凛ちゃん守られるし、愛されてるよー
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