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第66話

Author: 相沢美咲
瑠衣は、パーティー会場の入り口に目をやった。

その頃、美羽は休憩室で待っていた。

その時だ。

ドアを開ける音がして、美羽が顔を上げると、浩平と隆が入ってきた。

美羽が腹に手を当てて立ち上がろうとすると、浩平が座ったままでいいと合図した。

美羽はそのまま大人しく座った。

浩平は美羽の向かいに座り、穏やかな態度で聞いた。「何か用か?」

「こちらの書類をご覧いただきたくて」美羽はカバンから資料を取り出して浩平に渡し、今回の用件と相談の内容を丁寧に説明した。

もちろん、瑠衣については一言も触れなかった。

「一度断られたことは重々承知しておりますが、最後にどうかもう一度ご検討いただけないでしょうか?」

先ほど涼太から、お父さんが帰ってきた。評価は通らなかったとの連絡を受けたばかりだった。

結果は、予想通りだった。

浩平が資料を手に取り、中身を確認し始めた時だった。

いきなりドアが開いた。

皆が驚いてそちらを見た。

ヒールを鳴らして入ってきたのは瑠衣だった。彼女は室内を一瞥し、浩平を見て呼びかけた。「お兄ちゃん」

浩平は、入ってきた瑠衣を見た。「どうした?」

瑠衣
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