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第 810 話

Author: 一笠
聖天がスマホを置くと、凛が静かに尋ねた。「おばさんは本当に離婚するつもりなの?」

「分からない」

聖天は平然と言った。「この年齢で、急に反抗期を迎えるのも、やりたいことを見つけるのも、悪いことではない。

これまで、母さんは籠の中の鳥のように、贅沢な暮らしをしてきて、欲しいものは何でも手に入ってきた。今、籠の外の世界を見たいと思っているのに、閉じ込めておくべきだろうか?」

それを聞いて、凛は考え込み、雪が初めて雑誌の撮影をした時のことを思い出した。

あの時、籠の中の鳥は、外の世界を覗こうと決意したばかりで、撮影に対して、好奇心と得意げな気持ちだけでなく、真剣さも持っていた。

第一号の雑誌に登場す
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