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御曹司、電車に乗る

ผู้เขียน: 影畑凛星
last update วันที่เผยแพร่: 2026-10-08 18:30:08

「蒼真さん、準備できましたか?」

「ええ。いつでも出られます」

 約束の日曜日。

 内扉を開けた美月は、蒼真の姿を見て目を瞬かせた。

 いつものスーツではなく、シンプルなシャツにスニーカー。肩には、見慣れない大きなバッグを提げている。

「……そのバッグ、どうしたんですか?」

「赤ちゃんとの外出に必要なものを調べまして」

 蒼真がバッグを開けると、おむつにおしり拭き、着替え、タオル、ビニール袋まで、きれいに整理されていた。

「えっ、全部準備したんですか?」

「はい。美月さんばかりに荷物を持たせるわけにはいきませんから」

 美月は思わず笑顔になった。

「ありがとうございます! 助かります」

 蒼真も嬉しそうに微笑んだ。

 今日は美月が作ったお弁当もある。保冷バッグをベビーカーの荷物入れに収め、三人は出発した。

 駅に到着すると、蒼真はさっそく立ち止まった。

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