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第224話

مؤلف: るるね
last update تاريخ النشر: 2026-08-30 23:59:19

 慎一がなおも追いかけてきて、自分を引き止めるのではないか。

 そんな不安に駆られるように、紗月は言い終えるなり、ほとんど逃げるような足取りでエレベーターの前まで急いだ。

 幸い、エレベーターはちょうどこの階に止まっていた。

 ボタンを押すと間もなく扉が開き、紗月は吸い込まれるように中へ滑り込む。それでも安心することはできず、一度として顔を上げて慎一を見ようとはしなかった。

 閉じるボタンへ伸ばした指先に無意識のうちに力が入り、何度も繰り返し押しながら、一刻も早くこの扉が閉じてくれることだけを願った。

 ゆっくりと閉じていく扉の向こうに、慎一が追いかけてくる気配はなかった。

 今日のパーティーは、ここ数日の集まりと比べても重要なものだった。

 慎一ほどの立場にある人間が、何の断りもなく長時間席を外すわけにはいかなかったのかもしれない。

 あるいは単純に、今回だけは紗月の言葉を聞き入れ、これ以上追いかけるつもりがなかったのだろうか。

 理由が何であれ、紗月にとってはどうでもよかった。

 ホテルを出てタクシーへ乗り込み、柔らかなシートへ深く身体を預ける。

 窓の外では、夜の街を彩る無数の
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