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不死身青年と旅人童女の追憶Ⅻ

Author: kumotake
last update publish date: 2025-08-20 21:59:35

 時刻経過......

 伊豆での一日目の行動を終えようとした頃、僕の携帯電話が鳴った。

「はい......」

「やぁやぁ、荒木君。その後、調子はどうだい?何か進展はあった?」

「えぇ......まぁ......それなりに......」

 そう言いながら僕は、何処かも分からない道路の道すがら、バス停のベンチに、若桐と二人、並んで座っていた。

 電話口の向こう側は、笑いを含んだ声で、言葉を返す。

「あまり芳しくなかったようだねぇ......まぁでも、そんなに気を落とすことはないよ。難しいことをしようとしているんだ。焦らない方がいい......」

「......そうですね、そうします」

「それはそうと、今日の宿はもうお決まりかな?」

「えっ......あっ、いいえ。これからバスで街に出て、今夜の宿を......」

 そう言い掛けた所で、電話口の向こうは僕の言葉を遮る様にして、再び笑いを含んだ言葉を返す。

「おいおい、それはいくらなんでも無謀だよ。伊豆は観光地だろ?」

「観光地でも、ネカフェとかあるじゃないですか。最悪そういう所でも......」

「君はそれでいいのかもしれないけれど、彼女
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